MLBの読み物

MLB(メジャーリーグ)の少しマニアックな情報を発信するサイトです。

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MLB
関連の用語(特に移籍関連)の詳細な解説を作成してきました。一区切りとしてまとめのページを作成しました。このページに今まで作成した用語とそのリンクを貼っておきますので、それぞれのページにアクセスしてみてください。

 

10-and-5 Rightsの記事はこちら

25人ロースターの記事はこちら

40人ロースターの記事はこちら

DFA(Designate for Assignment)の記事はこちら

・アウトライト(アウトライト・ウェイバー)の記事はこちら

・リリース(リリース・ウェイバー)の記事はこちら

・サービスタイムの記事はこちら

FA(フリーエージェント)の記事はこちら

・年俸調停の記事はこちら

 

以上で特に難解な用語については理解できるかなと考えています。この用語についてもページを作成して欲しい等依頼がありましたらTwitterDMからご連絡ください。

 

 

Photo BY

Keith Allison

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つサービスタイムを紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

①サービスタイムとは

選手はMLB30球団の25人ロースターに登録されているまたはMLB30球団の故障者リストに登録されている日は1日ずつサービスタイムを受け取ります。イメージとしては、ゲームのログインボーナスが分かりやすいと思います。ちなみにサービスタイムの取得に関しては試合の出場の有無に左右されませんから、休養日であろうと先発投手で自分が投げない場合でもチームの25人ロースターもしくは故障者リストに入ってさえいれば自動的に貯まって行きます。

 

2019年ですと開幕から閉幕までMLBで過ごすと186日分のサービスタイムを取得できました。現在の2021年までのMLB選手会と機構側の協定では薬物摂取で出場停止を受けた場合最終的に出場停止試合数が20以上減らない限り出場停止期間はサービスタイムを得ることが出来ません。
 

 

FAになるためには

サービスタイムは172日分を蓄積すると1年分にカウントされます。これが6年分蓄積すると選手はそのシーズンの終了時にFAになる権利を得ます(翌年以降の契約を所属球団と結んでいる場合は除きます)。逆から考えると25人ロースターあるいは故障者リストに172日いても180日いても186日いてもサービスタイムとしては1年分となります。

 

③年俸調停権を得るためには

サービスタイムが3年分蓄積すると選手はそのシーズンの終了時に年俸調停権を得ます。またシーズンをサービスタイムの蓄積が2年以上3年以下で終えた選手でかつそのシーズンに86試合以上のサービスタイムを蓄積した選手を対象とする年俸調停権を得ます。対象者上位22%(基準はサービスタイム)に入った選手はサービスタイムの蓄積が3年に到達していなくても年俸調停権を得ることが出来ます。これは通称“スーパー2”と呼ばれる仕組みです。

 

④その他

サービスタイムは以上の事以外でも重要になります。例えば以前紹介した10-and-5 rightsはサービスタイムを10年以上持っていることが適用条件の1つになっています。

 
⑤サービスタイムの操作とは??
サービスタイムに関しては毎年のようにシーズン初めに論争が起きます。その論争は球団側のサービスタイムの操作の是非に関するものです。ここではサービスタイムの操作
について説明したいと思います。

上記のようにサービスタイムが6年分貯まると選手はFA権を取得します。競争が激しいMLBでは当然ながら全ての選手がFA権を取得するまでサービスタイムを貯められる訳ではありません。

しかしMLBに昇格する以前から高い評価を受けて昇格後も順調にキャリアを積んでいく選手の場合は、基本的に一旦MLBに昇格すると毎日サービスタイムが貯まっていき成績が良いのでマイナーに降格することもありません。したがってサービスタイム1年分に相当する1年172日のサービスタイムを6年分つまり172×6=1032日貯めて晴れてFAになります。


ここから論争の具体的な内容について書きますが、分かりやすくするために開幕戦でMLBデビューを果たす有望選手を想定してみます。彼はマイナー時代から評判でデビュー後も瞬く間にレギュラーを獲得し大活躍しました。彼はチームの主軸となり降格させる理由など当然ありませんから、このまま行けば6年目のシーズンを終えた後にFAとなり他球団との契約も可能となります。

しかし球団はある方法を使えばこのスター選手を6年ではなく7年チームに留めておくことが可能となります。それは1年目の開幕から約15日の間ではデビューさせないというものです。その代わりに彼を開幕時からしばらくはマイナーに降格させて15日程度経ったタイミングで昇格させるのです。

 

いきなり15日程度という具体的な数値が出てきて困惑されたかもしれませんが、開幕からMLBで起用した場合と15日程度経ってからMLBで起用した場合のサービスタイムの合計を比べればその数字の意味が分かるかと思います。

 

パターン1:開幕からMLBで起用してその後降格がない場合のサービスタイムの合計

 

172(1年目)+172+172+172+172+172=1032

となり選手はFA権を取得します。

パターン2:開幕から15日程度経ってからMLBで起用してその後降格がない場合のサービスタイムの合計


171(1
年目)+172+172+172+172+172=1031

となりFA権取得に必要なサービスタイムが1日足りないこととなり、選手は6年目終了時にFA権を取得できません。

つまりMLBデビュー後6年間のサービスタイムの合計を1031以下にすれば球団は選手の保有権をもう1年伸ばすことが出来るのです。そしてデビュー後チームの主力となるような選手が降格することはMLBではほとんどありませんから、2年目以降のサービスタイムは毎年最大値である172となるのが既定路線です。

そうなると1年目のサービスタイムを1031-172×5=171日以下に抑える必要が出てきます。1年間MLB25人ロースターor故障者リストに在籍した場合は186日のサービスタイム(厳密には172日以上のサービスタイムは全て172日とされる)を獲得できます。

 

したがってチームが選手の1年目のサービスタイムを171以下に抑えるためには、186-171=15日間MLB25人ロースターor故障者リスト以外(つまりマイナー)に選手を登録すれば良いのです。

 

非常に長い説明になりましたが、以上のような理屈で球団は選手のサービスタイムを操作しています。こんな露骨なサービスタイムの操作が本当にあるのか?と思われる方もいるかもしれません。

 

しかし現在カブスに所属するK・ブライアントは2015年のスプリング・トレーニングでOPS1.652と猛打を振るいマイナーに送る必要はないように見えましたが、チームは彼を3Aに送りました。その後417日にMLBデビューを飾ります。この露骨なサービスタイムの操作に対してはブライアントの代理人であるS・ボラスが猛抗議をしたという事もありました。

 

その後もV・ゲレーロJr.(TOR)R・アクーニャJr.(ATL)に対してもチーム側は同様の対応をしており毎年のようにこのサービスタイムの操作が行われているのが現状です。

 

今回はMLB用語の中で最も重要な1つであるサービスタイムについて解説しました。

参考リンク

What is a Service Time?


Photo BY
Minda Haas Kuhlmann 

 

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どうもこんにちは、MLBの読み物です。先日公開したMLBの情報収集にオススメのTwitterアカウントを紹介した記事が予想以上の反響を頂いたので、今回はオススメのWEBサイトを紹介したいと思います。

 

MLB関連では様々な優れたサイトがあるので今回はその中から用途別にサイトを紹介したいと思います。

 

目的1:選手の年俸を知りたい

メジャーリーガーの年俸を調べるために私が重宝しているサイトは2つあります。まず1つ目がBaseball Prospectusが管理しているCots Baseball Contractsです。こちらではチーム別のGoogleスプレッドシートに選手の最長5年分の契約情報が記載されています。使いやすさや見易さ等の観点から見て最もオススメのサイトです。

 

もう1つはSpotracです。こちらも素晴らしいサイトなのですが、一部情報は会員限定しか見られない点がネックとなっています。しかしこのサイトはMLBだけではなく、NBANFLさらにはゴルフの契約情報等も調べられるので複数のスポーツを横断的に見たい人にはオススメです。

 

目的2:選手の移籍情報を知りたい

前回の記事ではオススメのTwitterアカウントを紹介しましたが、Twitterをチェックするのも手間がかかります。そこでさらに手っ取り早く移籍情報を把握するためにオススメなのが、MLB Trade Rumorsです。

 

こちらは元々個人ブログから始まったサイトで現在はMLBの現役のGMも参考にしている移籍情報専門サイトで、網羅性が高いのがウリです。またアプリもあるので、アプリやWEBサイトの見出しだけ読むだけでも大型契約やトレードについて知る事が出来ます。

 

目的3:MLBの成績データを知りたい

成績データに関しては3つのWEBサイトを紹介したいと思います。まずはFangraphsです。Fangraphsは老舗のデータサイトの1つで、状況別の成績等を簡単に調べる事が出来ます。またブログ等も掲載されており、セイバー好きの人だけでなくデータサイトを初めて見るような方にも非常にオススメです。ただしスマホから見るのは少し不便なのでPCから見るのをオススメします。

 

2つ目はBaseball Referenceです。こちらはとにかく情報量が膨大なのが最大の魅力です。例えば100年以上前のベーブ・ルースの試合毎の打撃成績が記録されており、192261日の試合でルースが3Bを打った投手は誰か?というような細かすぎる疑問も数分で調べられます。情報量の多さゆえ迷子になりやすい点はネックですが、使っていくうちに自然と慣れていくと思うので是非使ってみてください。

 

3つ目はBaseball Savantです。こちらはStatcastの情報を見る事が出来ます。打者の打球角度や投手の回転数等のような情報を簡単に調べられます。またデータは閲覧するだけでなく、csvファイルで出力出来るのでその後は自分好みに加工や分析を行うことが出来ます。また定期的に提供される機能がアップロードされている点も良い点だと思います。こちらのサイトは特に初心者の方には操作が難しい場合もあるかと思いますが、日本語で非常に丁寧に解説されているサイトもありますのでこちらも参照しつつご活用ください。

 
是非MLBの情報収集にお役立てください。

Photo BY 
Eric Drost 

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こんにちは、MLBの読み物です。今回は私がMLBの情報を集めている際に参考にしているTwitterアカウントを紹介したいと思います。

 

私が本格的にMLBの情報を追いかけ始めたのが約4年前なのですが、その当時もどのアカウントをフォローすれば欲しい情報が手に入るのかが分からず困惑した思い出があります。

 

ただMLB関係のツイートをしている人は英語日本語問わず結構いるのでその全てをカバーするのは非常に厳しいです(私もカバー出来ていません)。だから今回はなるべく効率的に情報を集めるのに向いているアカウントを紹介します。

 

①Ken Rosenthal(ケン・ローゼンタール)

Twitterアカウント:@Ken_Rosenthal  

The Athleticという有料サイトのMLB担当の記者です。数年前までは大物選手の契約やトレードに関してかなりの頻度で1番に報じていました。しかし近年はその座をジェフ・パッサンに脅かされています。ただそれでもMLBファンからの信頼は最も厚い記者の1人であり間違いなくフォローするべき存在です。

 

②Jeff Passan(ジェフ・パッサン)

 Twitterアカウント:@JeffPassan 
近年頭角を表しつつある若手で現在はESPN所属です。年齢的にも今後最も有名なMLB記者になる可能性が高い人でありローゼンタール氏と並ぶ特にフォローすべきアカウントです。また彼はスクープ記事が多く先日もメッツのポーター前GMのセクハラ騒動を報じました。
 

 

Jon Heyman(ジョン・ヘイマン)

  Twitterアカウント:@JonHeyman
上記2名にはスクープの数で遅れを取るものの契約の補足情報やマイナー契約等カバー範囲が広いです。たまに選手名等のスペルミスをしてファンからツッコミが入る事もあります。実は最近は大手メディア所属ではなく実質的には"MLBの移籍情報をすっぱ抜くツイッタラー"的な感じもあります。

 

④Bob Nightengale(ボブ・ナイチンゲール)

 Twitterアカウント:@BNightengale
アメリカの大衆紙として知られるUSAトゥデイの記者。ヘイマン氏同様スクープの数では劣るが、契約の詳細等をツイートしてくれるタイプ。またWEB版にアップする記事もそれ程長くないので読みやすい。ちなみに息子のボビー氏も記者をしている。

 

⑤Mark Feinsand(マーク・フェインサンド)

 Twitterアカウント:@Feinsand
ここまでで初めてのMLB公式サイト所属のリポーター。彼もスクープの数自体は多くないが、情報の正確性が高く信頼度が高い。ちなみにPodcastも投稿しているが、英語を話すスピードは非常に早いので聞く際には覚悟が必要かも。

 

⑥Jon Morosi(ジョン・モロシ)

 Twitterアカウント:@jonmorosi
彼もMLB公式サイト所属で契約の詳細等を伝えるタイプ。また国際野球への造詣も深く他の記者では少ないWBCやプレミア12といった国際大会に関する情報が多い。

 

⑦Buster Olney(バスター・オルニー)

 Twitterアカウント:@Buster_ESPN
ESPN所属のベテラン記者。近年はスクープ担当を同僚のパッサン氏に譲ったのか(?)スクープ情報は少ない。ただリツイートで自社以外が配信した記事もシェアしてくれるので、MLBの情報を広く集めたい方にはオススメ。

 

以上今回は7人のTwitterアカウントを紹介致しました。是非MLBの情報収集にお役立てください。

 

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2020
年のトレードデッドラインをまとめます。
 出来るだけ早く更新しようと思いますが、遅くなる場合もあるのでそこはご了承ください。
 
【パドレス獲得】

①マイク・クレビンジャー

②グレッグ・アレン

③後日指名選手

【インディアンス獲得】

①オースティン・ヘッジス

②ジョシュ・ネイラー

③カル・クアントリル

④ガブリエル・アリアス

⑤ジョーイ・カンティーロ

⑥オーウェン・ミラー

 

先日の規律違反もあり放出候補として挙がっていたクレビンジャーを獲得したパドレスが先発ローテーションの強化に成功。またアレンは大学時代を過ごしたサンディエゴのチームに移籍することに。一方のインディアンスは貧打に苦しむ中で打線の刺激になりそうなネイラーを獲得。ネイラーの加入に伴いドミンゴ・サンタナがDFAとなりました。ネイラーは主にレフトを務める予定とのこと。また元々は先発だったクアントリルに加えてパドレス傘下でそれぞれ7位、9位、11位のプロスペクトの獲得にも成功しています。特にアリアスは来年オフにFAとなるリンドーアの後継候補になりうる存在との事で期待できそうです。今回のトレードでパドレスはアクティブロースターに生え抜き選手がゼロになりました。

 

【ブルージェイズ獲得】

①ロビー・レイ

②金銭

Dバックス獲得】

①トラビス・バーゲン

 

レイは今季MLBダントツの31四死球を出すなど大不振で選手としての価値は下がっていました。ただし不調の原因はデリバリーをオフに変えたことも関係しているようで、最近の登板ではそれを修正してきているらしいので期待できるかもとの情報もあります。

 

【アスレティックス獲得】

①マイク・マイナー

【レンジャーズ獲得】

マーカス・スミス

ダスティン・ハリス

 

マイナーは調子が良くないですが、直近のドジャース戦で好投したことも評価されたようで先発投手を探していた同地区のアスレティックスが獲得。またリリーフ経験があるので最悪ブルペンに回すという選択肢もありそうです。

レンジャーズが獲得したプロスペクトは二人とも2019年のドラフトで指名された選手で、スミスはアスレティックスで19位にランクする選手です。

 

【マーリンズ獲得】

①スターリン・マーテ

Dバックス獲得】

①ケレイブ・スミス

②ハンベルト・メヒア

③後日指名選手

 

2003年以来プレーオフから遠ざかっているマーリンズが買い手に回った歴史的な?トレード。マーテに関してはDバックスが来季のオプションを行使しないことを決めた上で売り込みをかけていたようです。スミスは今季はほとんど投げていませんが、昨年はイニング数を上回る三振を奪うなど実力派で即戦力としても期待できます。そこにプロスペクトのメヒアも獲れたのでDバックスも満足度は高いと思います。

 

【ブルージェイズ獲得】

①ジョナサン・ビアー

【マーリンズ獲得】

 グリフィン・コーナイン 

マーリンズは上記トレードでマーテを獲得しながらビアーを放出するという一見不思議な動きに見えますが、実はこれには裏があります。先日シーズン辞退を発表したイーサン・ディアスが復帰を決めたので、ビアーの後継のセカンドを確保したためビアー放出に踏み切ったようです。
マーリンズが獲得したコーナインはマーリンズで長年プレーしたジェフ・コーナインの息子にあたる選手で、2015年にはマーリンズからドラフトで指名された事もあります(契約せず)。


【ロッキーズ獲得】
①ケビン・ピラー
【レッドソックス獲得】
①後日指名選手
②海外FAボーナスプール

今季のピラーは対左投手にOPS.794とまずまずの成績を残しており定評のある外野守備と共にロッキーズの野手の底上げを図る補強になりました。

【フィリーズ獲得】
①デビッド・フェルプス
【ブルワーズ獲得】
①後日指名選手
フェルプスは2012年から2014年の間に現在フィリーズの監督を務めるジラルディ監督のもとで投げていました。ブルペン再構築が不可欠な状況で監督と縁のある選手を獲得できたのはチームにとっても大きな補強と言えそうです。

【カブス獲得】
①アンドリュー・チャフィン
【Dバックス獲得】
①後日指名選手
ここまで防御率5.42とチームの弱点だったブルペンの選手をカブスが獲得しました。一方のDバックスはレイ、マーテに続いて3人目の放出となり完全に売り手に回る意思を示しました。

【カブス獲得】
①ジョシュ・オシック
【レッドソックス獲得】
①後日指名選手

チャフィンに続きカブスがブルペンを補強。オシックは対左打者の成績がまずまずでブルペンの層を厚くするという意味では良い補強かと感じます。

【カブス獲得】
①キャメロン・メイビン
【タイガース獲得】

カブスがベテラン外野手のメイビンを獲得。おそらく控えになるかと思われますが、ワールドシリーズ出場経験もある選手で経験値は申し分ない選手です。

【レッズ獲得】
①ブライアン・グッドウィン
【エンゼルス獲得】

パッキー・ノートン 

②後日指名選手

ノートンはレッズ14位のプロスペクトです。

【レッズ獲得】
①アーチー・ブラッドリー
【Dバックス獲得】

ジョシュ・バンミーター
スチュアート・フェアチャイルド


カブス同様ブルペンの防御率が5.48と壊滅状態だったレッズが駆け込みでクローザー経験もあるブラッドリーの獲得に成功。

【メッツ獲得】
①ロビンソン・チリノス
②トッド・フレイジャー
【レンジャーズ獲得】
①後日指名選手

フレイジャーはたった半年でメッツに復帰する形になりました。

【メッツ獲得】
①ミゲル・カストロ
【オリオールズ獲得】

ケビン・スミス


カストロは今季好調でここまで15.1イニングで24三振を記録しています。スミスはメッツで12位のプロスペクトです。

【ブルージェイズ獲得】
①ロス・ストリップリング
【ドジャース獲得】
①後日指名選手

昨年オフにも一時はエンゼルスへのトレードが報じられたストリップリングが遂にドジャースを離れる事になりました。ドジャース側としては今季4試合に先発して防御率0.51のトニー・ゴンソリンを先発ローテーションで継続的に起用したい意図がありました。一方でブルージェイズはマット・シューメイカー等の故障もあり先発投手を充実させたい意図がありトレードが成立しました。

【パドレス獲得】
①テイラー・ウィリアムズ
【マリナーズ獲得】

マット・ブラッシュ

パドレスが再びマリナーズから選手を獲得。ウィリアムズは今季13.2イニングで19三振を奪っています。
ブラッシュは2019年のドラフト4巡目指名でパドレスに入団したプロスペクトです。

【今回まとまらなかったトレード】

実はレッドソックスとレンジャーズの間でネイサン・イオバルディとルーネル・オドーアのトレードの話し合いが行われていたようですが、残念ながら折り合わず。お互いの年俸負担を軽くする意図があったようです。
今回のトレード市場最大の目玉だったランス・リンに関してはドジャースが興味を示していましたが、残念ながらこちらもまとまらなかったようです。


Photo BY
Eric Drost 

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いよいよMLBの開幕が正式に決定しました。開幕日は来月7月の23日/24日を予定しています。また今季は例年とは異なるルールも多数設定されているので、この記事にまとめておきます。

 

・両リーグが(シーズン、プレーオフ共に)DHを採用できる

ナ・リーグでもDHが採用される事になりました

 

・延長戦では、試合時間短縮のためにランナーが2塁にいる状態からイニングを始める

→2塁のランナーは前のイニングで最後にアウトになった選手です。代走は可能で、この2塁のランナーが帰った場合投手に自責点はつきません。

またこの制度は現時点ではシーズンに限定採用されています。

 

・野手の投手起用が試合のどんな場面でも認められる(制限なし)

 

1人の投手が最低3人の打者と対戦しなければならないルールは実施予定

 

・天候等の問題で試合が成立せず延期された場合は、延期されたイニングから再開する

従来は試合が成立しなければ試合の初めから再開されていた

 

・トレードデッドラインは例年の7月末から8月末に変更

・負傷者リスト(Injured List)に登録できる期間は投手、野手共に10日間になる

・60日間の負傷者リストは今季は45日間になる
 

 ・今季はアクティブロースターに25人ロースターではなく26人の選手が登録できる(ダブルヘッダーの場合は27人を登録できる)
*アクティブロースターに関する解説記事はこちら


・アクティブロースターには開幕時点で30人の選手を登録可能、その後2週間後には28人と登録可能人数が減り、最終的に4週間後には26人に減りその後は変わらない
 

参考:MLB rule changes: Universal DH, runner on second base for extra innings among many changes proposed for baseball in 2020

 

Photo BYDinur

 

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MLB
のオーナー対選手会の長く続いた対立に進展がありましたので、その内容についてまとめておきます。

 

MLB機構のマンフレッドコミッショナーは先日「今季MLBが開催されるかについて自信がない」とまさかの弱気発言をして猛烈な批判を浴びました。というのもその5日ほど前にマンフレッドコミッショナー自身が「今季MLB100%あるよ!」と言っていたので、発言の二転三転ぶりが問題視されたからでした。

 

さすがにコミッショナーもこれはまずいと思ったのか、日本時間の昨日深夜から早朝の時間帯に選手会側の交渉担当であるトニー・クラークと直接話し合うためにフェニックスに行ったようです(オンライン会議じゃ駄目だったのですね・・)

 

2人の会談の結果MLB7月末に開幕するという大筋の部分では合意したようです。ただし今回の会談でも試合数やプレーオフの実施時期に関しては、まとまらずここから細部を詰めていくと見られます。

 

主に今回の会談で話し合われた事は以下の通りです。

719日にMLB開幕

・シーズン終了は927

・開幕から71日間で60試合を実施する

・オーナーは60試合分の年俸を選手に支払う

PO進出チームは10から16へ増加

 

MLB機構としてはパンデミックの第2波が到来するケースを想定して、ワールドシリーズを10月末までに終わらせたいと考えているようです。これは第2波の到来で、ワールドシリーズが実施できないような事態が発生した場合9億ドルの放映権収入を失いたくないという思惑があります。

 

またTV局側も他スポーツとの絡みがあるのかMLBのワールドシリーズが11月以降に行われるのは望んでいないようです。ただ選手達としては1試合でも多く試合を行いたいという希望があります。その中で今回オーナー側は実施した試合の数に応じた年俸を支払うという部分に関してようやく譲歩しました。

 

おそらくですが、今後は10月末までにワールドシリーズを終わらせたいMLB機構側と1試合でも多く行いたいMLB選手会側で試合数の細かい調整を行うのではないかと見られます。何はともあれMLBが開幕に向けて少しずつ動き出したのは良かったです。

 

参考:MLB, players make progress to play in 2020, but can't agree on length of season

Photo BYLorie Shaull

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