MLBの読み物

大手サイトでは扱われにくいMLBの少しマニアックな情報を発信するサイトです。野球好きの方は気軽に立ち寄ってください。

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つ
年俸調停を紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

①年俸調停の対象者

MLBでのサービスタイムを3年以上6年未満保有している選手はそのシーズンのオフに球団との年俸交渉で調停権を得ます。特例で3年未満のサービスタイムを持つ選手も年俸調停の権利を得られます。

 

②年俸調停の仕組み

球団と選手がそれぞれの希望額を提示して交渉を行う

(期限は1月中旬)

交渉がまとまらない場合両者が希望額をお互いに提示

公聴会で第三者によって年俸額が決定される

(どちらかの提示金額が採用されるので妥協額等は提示されない)

 

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参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/salary-arbitration

Photo BY
Keith Allison 

 

 

 

 

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つ
FAを紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

FAとは

FAは略語であり正式名称はフリーエージェントと呼ばれています(日本でもお馴染みですね)FAになると選手は全球団との契約交渉を自由に行えます。

 

FAになる方法2パターン

FAになる方法は2つあります。それぞれを見ていきます。

(1)サービスタイムが6年越えた場合

このパターンはサービスタイムのページで詳しく扱ったので参照ください。

 

(2)サービスタイムは6年に到達していないが、チームからリリースされた場合

チームからリリースされるというのは言い換えると、そのチームの組織全体から放り出される様子です。リリースについても別ページで扱っていますので参照ください。

こちらの場合気をつけないといけないことがあります。それはリリースされた選手が他球団と契約した場合も選手はサービスタイムを6年以上分貯めるかリリースされないとFAになれない点です。こちらについては字面では難しいので下に実例を示します。

 

③実例

トニー・シップ(アストロズ)20145月にパドレスからリリースされます。彼はその時点でサービスタイムを4年以上5年分保有していました。リリース直後にシップはアストロズと契約。シーズン終了までアストロズでプレイしました。しかし彼のシーズン終了時点でサービスタイムは合計で6年に到達していませんでした。この状態では上記(2)のケースが適用されて彼はFAにならずに翌年もアストロズが彼の保有権を得ます。

 
 
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参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/free-agency

 

Photo BY

Keith Allison

 

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つサービスタイムを紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

①サービスタイムとは

選手はMLB30球団の25人ロースターに登録されているまたはMLB30球団の故障者リストに登録されている日は1日ずつサービスタイムを受け取ります。イメージとしては、ゲームのログインボーナスが分かりやすいと思います。

 

2018年ですと開幕から閉幕までMLBで過ごすと187日分のサービスタイムを取得できました。現在の2021年までのMLB選手会と機構側の協定では薬物摂取で出場停止を受けた場合最終的に出場停止試合数が20以上減らない限り出場停止期間はサービスタイムを得ることが出来ません。

 

FAになるためには

サービスタイムは172日分を蓄積すると1年分にカウントされます。これが6年分蓄積すると選手はそのシーズンの終了時にFAになる権利を得ます(翌年以降の契約を所属球団と結んでいる場合は除きます)

 

③年俸調停権を得るためには

サービスタイムが3年分蓄積すると選手はそのシーズンの終了時に年俸調停権を得ます。またシーズンをサービスタイムの蓄積が2年以上3年以下で終えた選手でかつそのシーズンに86試合以上のサービスタイムを蓄積した選手を対象とする年俸調停権を得ます。対象者上位22%(基準はサービスタイム)に入った選手はサービスタイムの蓄積が3年に到達していなくても年俸調停権を得ることが出来ます。これは通称“スーパー2”と呼ばれる仕組みです。

 

④その他

サービスタイムは以上の事以外でも重要になります。例えば以前紹介した10-and-5 rightsはサービスタイムを10年以上持っていることが適用条件の1つになっています。

 

参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/service-time

Photo BY
Minda Haas Kuhlmann 

 

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つ
リリース(リリース・ウェーバー)を紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

①リリースとその手続き

リリースはリリース・ウェーバーを経て完了します。リリース・ウェーバーで他球団がその選手を獲得したいと申し出れば選手は指名球団に移籍します。リリースが完了すれば選手はFAになります。またその選手が所持していた契約額でまだ契約期間が残っている場合の給料はリリースしたチームが全額負担します。

 

②リリースとDFAの違いは?

MLBの細かい用語の中でも特に違いが分かりにくいのがこの2つの単語ではないでしょうか?

 

チームがDFAを行う背景には、枠の関係である選手を40人枠から外す必要があるが、伸びしろやチームの戦力の層を考えるとチームに残って欲しいという思惑があります。

 

一方でチームがリリースを行う場合には、その選手をチームから完全に放出したいという思惑があります。選手は1人でも多くいた方が良い感じがします。以下では何故チームがリリースを行うのかについてその理由を説明します。

 

③なぜチームは選手をリリースするのか?

チームが選手を40人枠から外す時にはまずアウトライト・ウェイバーにかけます。そこで他球団から指名がなければその選手が降格を拒否しない限りチームはその選手をマイナーに降格させる事が出来ます。

 

以上の流れを頭に入れると、チームが選手を組織全体から放出するリリースを選択するのは不思議な感じがします。何故なら選手をマイナーに降格させて復調したりMLBで故障者が出れば、その選手をマイナーから昇格させる事が出来るからです。

 

リリースの対象になる選手の典型的なイメージは大型契約を結んだが不良債権化したベテラン選手です。

 

マイナーリーグのチームのロースターにもMLBの場合と同様に人数制限があります。若手主体のマイナーリーグのチーム構成で、MLB経験豊富なベテランに復調の機会を与えるためにポジションを与えるよりも伸び盛りの若手に出場機会を与える方がチームの将来を考えると大きなメリットを生むとも考えられます。

 

確かに億単位の契約を抱える選手を年俸負担でリリースするのは勇気のいる決断ですが、復調の兆しの見えないベテランに枠を与えるよりも若手にチャンスを与えようという考えがその背景にあると言えます。

 

 参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/release-waivers

Photo BY
guano 

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つアウトライト(アウトライト・ウェイバー)を紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

①アウトライト・ウェイバーを球団が利用する目的

アウトライト・ウェイバーを球団が利用する目的は主に2点です。

 

40人枠から選手を外すが、その選手をマイナーにキープしておきたい

・オプションがなくなった25人ロースターの選手をマイナーに降格させたい

 

②アウトライト・ウェイバーの手続き

アウトライト・ウェイバーの手続きには主に2つの結果があります。それぞれ図解します。 
 

(1)他球団がアウトライト・ウェイバーにかけられた選手を指名(クレーム)した場合
 

球団がマイナーに降格させたい選手を決定

その選手をアウトライト・ウェイバーにかける

  他球団から指名がある

他球団に選手は移籍*1

(2)他球団がアウトライト・ウェイバーにかけられた選手を指名(クレーム)しない場合
 

球団がマイナーに降格させたい選手を決定

その選手をアウトライト・ウェイバーにかける

他球団から指名がない

 選手は元の球団に残留

マイナー降格が決定

                             (一部選手は拒否権あり*2)

                        

 *1

移籍した選手の契約等は全額移籍先チームが負担

*2

拒否権を持つ選手については以下の③で説明

 

③アウトライトを告げられた選手が3年以上のサービスタイムを持っているor過去にアウトライトされた経験がある場合

 

以上の条件を満たす選手は球団からアウトライトを告げられてマイナー降格を命じられてもそれを拒否してFAになる事が出来ます。

しかしサービスタイムが3年以上5年以下の選手は自身に保障されている残りの契約を完全に放棄しなければなりません。

一方で5年以上の選手は、自身の契約を保障された状態でFAにもなる事が出来ます。

 

④実例

20155月にレッドソックスはアレン・クレイグを40人枠から外す決断をします。彼はその時点で残り$25.2Mの契約を抱えていました。

彼はまずウェイバーにかけられましたが、高額な契約もあり他球団は手を挙げませんでした。こうして彼のマイナー降格が決まります。

彼は3年以上のサービスタイムを持っていたので、マイナー降格を拒否してFAになる権利を持っていました。しかし彼のサービスタイムは5年に到達していなかったので、FAを選択した場合$25.2Mの契約を受け取れなくなるのです。

このような状況だったので、クレイグはAAAへの降格を受け入れました。

 

参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/outright-waivers

 

Photo BY

Keith Allison

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つ
DFAを紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

DFAとは

DFAは略語であり正式名称はDesignate for Assignmentと呼ばれています。

DFAはチームが選手を40人ロースター(40人枠)から外すときに行われる手続きです。

40人ロースターについては以前紹介しました。リンクはこちら

 

DFAされた選手はどうなるのか?

DFAされた選手はその日から7日間以内に他球団にトレードされるかoutright waivers(アウトライト・ウェイバー)にかけられて他球団から指名(クレーム)されればそのチームに移籍します。

 

もし7日間以内にそのどちらにも該当しなかった場合チームはその選手をマイナーに降格(アウトライト)させるかリリースする事が出来ます。

 

しかしここでまたまた例外があります。

MLBでのサービスタイムを3年以上持っている場合or過去にアウトライトされた経験がある選手は上記の降格(アウトライト)を拒否してFAになる事が出来るのです。

 

③実例

20144月にブルージェイズはジェレミー・ジェフレス(MIL)DFA。彼はウェイバーで他球団からの指名(クレーム)を受けませんでした。

こうなるとブルージェイズはジェフレスをマイナーに降格あるいはリリースする事が出来ます。

しかしジェフレスは以前にアウトライトされた経験があったので、マイナー降格を拒否。結局FAになりブルワーズとマイナー契約を結びました。
 

参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/designate-for-assignment

Photo BY
pmonaghan 

 

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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つ
40-man Rosterを紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

40人ロースターに含まれる対象

25人ロースターに登録されている選手

7日間(脳震盪)or10日間DLに登録されている選手

・忌引き登録されている選手

・家族の健康問題で戦線を離脱している選手

・出産立会いのために戦線を離脱している選手

 

40人ロースター(40人枠)に登録されていない選手を25人ロースター(25人枠)に登録する方法

 

25人ロースターのページでも説明しましたが、25人ロースターの選手は40人ロースターにも登録されていなければなりません。つまり40人ロースターに登録されていない選手をいきなり25人ロースターに登録する事は出来ません。

では40人ロースターに登録されていない選手を25人ロースターに登録したい場合はどうするのでしょうか?

 

(1)40人枠に空きがある場合

40人枠に選手を登録&25人枠に選手を登録で25人ロースターに登録できます

 

(2)40人枠に空きがない場合

40人枠に空きがない場合は40人枠にいる別の選手を40人枠から外す必要があります。その方法は以下の通りです。

 

40人枠にいる選手をDFAする

40人枠にいる選手をトレードする

40人枠にいる選手をリリースする

40人枠にいる選手を60DLに登録する

 

40人枠には登録されているが25人枠に登録されていない選手の扱い

 

MLBのシーズン開幕時に40人枠にいるが、25人枠にはいない選手はオプションされます。オプションは言い換えるならばマイナー降格です。

1つのオプションの有効期限はそのシーズンが終了する日までです。

言い換えると1年間にMLBとマイナーを複数回往復して10回マイナーに降格しても1シーズンのオプションの行使数は1回とカウントされます。

 

それぞれの選手に与えられるオプションの数は原則3回が上限です(故障歴等で4回に増える場合もあります)。つまりチームは選手をMLBに昇格させてもそこから3シーズン分選手をマイナー降格させる事ができるのです。

 

裏を返せば3回のオプションを使い切った選手が4年目に突入すると、チームはその選手をマイナーに降格させるためにはその選手をDFAする必要が生じます。

 

参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/40-man-roster

Photo BY
GabboT 

 

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