MLBの読み物

大手サイトでは扱われにくいMLBの少しマニアックな情報を発信するサイトです。野球好きの方は気軽に立ち寄ってください。

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どうもこんばんは、今日は父の日の試合ということで選手たちは青いキャップなどを身に付けてプレイしました。前立腺癌検診の啓発キャンペーンの一環として行われています。それでは、今日も1日のMLBの試合を振り返っていきます。

まずはア・リーグ編です。

 

(1)ナショナルズvsブルージェイズ

2回に1点を先制されたブルージェイズはその裏に、ランダル・グリチックのHR1点を返す。その後追い付き5回には、グリチックの今日2本目のHRで追加点を奪う。しかし6回にブライアン・グッドウィンの2Bでナショナルズが追い付く。

その後7回にグリチックのタイムリーで勝ち越すと、テオスカー・ヘルナンデスとヤンガービス・ソラーテにもHRが飛び出して、ブルージェイズがこのシリーズをスウィープ。

ソラーテはこのシリーズ3本目のHRとなった。


 

(2)ツインズvsインディアンス

ツインズは初回に、エデュアルド・エスコバーの2Bで先制。これでツインズはこのシリーズ全試合で初回に先制したことになる。

しかし2回にインディアンスがタイラー・ネークインのタイムリーで追い付く。

3回には捕手のヤン・ゴームズの走者一掃の2B3点を奪い、逆転に成功。

インディアンス先発のシェーン・ビーバーはピンチも作ったが、5.2回を1失点にまとめてキャリア初勝利。

ツインズのエスコバーは、このシリーズで11打数6安打と打棒が爆発していた。今季の対インディアンス戦のOPS1.076とカモにしている。


 

(3)レイズvsヤンキース

レイズはカルロス・ゴメスの2Bとマット・ダフィーのタイムリーで2回に3点を先制。

ヤンキースは5回にアーロン・ヒックスのHR1点を返したが、反撃もそこまでにとどまった。

ヤンキースの先発CC・サバシアは2016817日以来の二桁三振となる10三振を奪った。

今季2チームでDFAされたレイズ先発のウィルマー・フォントはレイズ移籍後は防御率2.20と善戦している。

またDLから復帰したレイズのアデニー・エチェバリアは早速の3安打&好守備が光った。


 

(4)タイガースvsホワイトソックス

タイガースは初回にニコラス・カステヤノスのHRで先制。カステヤノスはここ2試合で3HRを記録。

4回にはホセ・イグレシアスにもタイムリーが飛び出して追加点を奪った。

先発のブレイン・ハーディは、守備にも助けられながら3勝目をゲット。

ホワイトソックスのマット・デイビッドソンが12HRを放ち、チーム単独トップとなった。

 

(5)アストロズvsロイヤルズ

試合は序盤にハンター・ドージャーのHRなどが飛び出したロイヤルズがリードを奪って終盤へ。

しかし1点差で迎えた8回にアストロズはカルロス・コレアのライナー性の見事なHRで同点に追い付く。

その後エバン・ギャティスとマーウィン・ゴンザレスのタイムリーで逆転に成功。

ギャティスは最近30試合で39打点を荒稼ぎしている。

ロイヤルズの先発ブラッド・ケラーは63失点と好投。試合後には、コレアも絶賛していた。

 

(6)ロッキーズvsレンジャーズ

試合はロッキーズが4点差で迎えた7回裏に、レンジャーズがジェリクソン・プロファーの2B等で1点差に迫る。

ロッキーズは9回にトレバー・ストーリーのHRで再び突き放す。

迎えた9回にレンジャーズはウェイド・デービスを攻め立て、ルーキー捕手のホセ・トリビーノのタイムリーでサヨナラ勝ち。

ロッキーズのクローザーウェイド・デービスの最近7試合の防御率は12.71となっている。


 

(7)エンゼルスvsアスレチックス

先制を許したエンゼルスは、クリス・ヤングやアルバート・プーホールスにHRが飛び出して9回までに2点をリード。

先発のアンドリュー・ヒーニーも8回を投げ切り、クローザーのブレイク・パーカーがマウンドに。しかしパーカーは1アウトしか取れず2失点。

最終的に延長11回にジョナサン・ルクロイのタイムリーでアスレチックスがサヨナラ勝ち。

クローザーのブレイク・トレイネンが2回を投げ切り勝ち星が付いた。

 

(8)レッドソックスvsマリナーズ

レッドソックスは3回に、不振が続いていたミッチ・モアランドのタイムリーとラファエル・ディバースのHR5点を先制。

マリナーズもネルソン・クルーズのHRなどで反撃するが、7回にレッドソックスが3点を奪いダメ押しした。

レッドソックスの先発エデュアルド・ロドリゲスは62失点で9勝目。

5月以降の防御率は2.98と地味ながら堅実にチームを支えている。

 

(9)マーリンズvsオリオールズ

オリオールズは2回にジェイス・ピーターソンの2Bで先制。ピーターソンは5回にもHRを放った。

マーク・トランボも3安打1HRと活躍。

先発のディラン・バンディは6.04失点で5勝目。

マーリンズではジャスティン・ボーアが2HRで全4打点を叩き出す活躍を見せた。

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こんばんは、今日はフィリーズのブルペン戦略についての記事を紹介したいと思います。今季からフィリーズの指揮官に就任したゲーブ・キャプラーは少しブルペンに関して実験をしているようです。

 

今回紹介する記事は、フィリーズの地元紙の1つであるPhilly.comに掲載されていた記事です。記事のリンクを貼っておきますので、是非こちらにも目を通していただけたらなと思います。

 

(参考)

Phillies manager Gabe Kapler explains his 'different approach' to bullpen management (https://goo.gl/AYY6ne)

 

それではこの記事の概要を見ていきたいと思います。

まずは、今季のフィリーズブルペンについての特徴を簡潔に説明します。

防御率4.00は全球団中19

FIP 3.79は全球団中15

K/9 9.52は全球団中9

BB/9 3.43は全球団中12

成績だけを見ると、良くもなく悪くもない印象を受けます。

 

しかしある数字を見ると、フィリーズはレイズと並び首位となります。その数字は、少なくとも1セーブ以上をマークしている投手の数です。

フィリーズは実に6人の選手が、セーブをマークしています。レイズも同じく6人の選手が記録していますが、最多のアレックス・コロメはマリナーズに移籍しましたから実質的にはフィリーズが最多といってもいいでしょう。


元々シーズン開幕当初はフィリーズにもヘクター・ネリスという固定クローザーがいました。しかしそのネリスは5月に防御率6.75と不振に陥り、12試合の登板で4回も失点してしまいました。これがキャプラー監督に実験を実行させるきっかけとなりました。

 

キャプラーは、チームのリリーフ陣で1番良い選手をクローザーという役割に固定するのではなく試合の最も重要な局面で起用するタイプです。近年では、インディアンスが圧倒的な実力を持つアンドリュー・ミラーを前倒しで起用していましたが、そのイメージです。

 

現在のフィリーズリリーフ陣で、最高の選手はルーキーのセランソニー・ドミンゲスです。ドミンゲスは平均球速97.9マイルの速球を武器に新人ながら、16試合に登板して防御率1.35 WHIP0.45と支配的な投球を続けています。そしてドミンゲスは、様々な場面で使われていて監督からの信頼を裏付けています。

6回に登板した試合数 1

7回に登板した試合数 7

8回に登板した試合数 9

9回に登板した試合数 5

 

しかし好選手を前倒しで使うこと自体は珍しくありません。キャプラーの独創性が光るのはここからです。フィリーズブルペン陣は、初めに見たように傑出した選手がいません。つまりドミンゲスというカードを切ると、次に強力なカードがないのです。

 

これこそが先程指摘したインディアンスとの最大の違いです。インディアンスには、ミラーとコディ・アレンがいます。ミラーを使い切ってもアレンが残っているのです。残りの選手に支配的な投手がいないにも関わらず、ドミンゲスを早い回から使うのがキャプラーの最大の独創性です。

 


ではキャプラーはどうしてこのような変わったやり方を導入しているのでしょうか?

 

その答えはブルペン陣の構成にありました。現在のフィリーズブルペン陣は8人で構成されています。その中で30歳以上の選手は、ルイス・ガルシアとトミー・ハンターだけです。それ以外の選手はMLBレベルでのプレイ実績自体が少ないのです。しかしこれを逆手に取ると、固定された役割で長年プレイしていないので、様々な役割に簡単に対応できるのです。

 

さらにベテランのハンターも、元々は先発投手であり様々な起用パターンに対応できるのです。

 

この実験には懐疑的な声も多いようです。その1人がセイバーメトリクスの元祖的存在であるビル・ジェームズ氏です。彼は2003年にレッドソックスのアドバイザーとして、固定クローザーを置かないことを提案しました。しかしその“実験”は失敗に終わりました。

 

ジェームズ氏は、クローザーには準備が重要であり試合のいつ登板するかを事前に知ることでもたらされる利点を考慮に入れていなかったと語っています。

 

キャプラー監督もその利点の存在を認めながらも、この“実験”を続けるようです。ただし選手から不満が出れば、固定化を検討するともコメントしています。

 

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どうもこんばんは、今日から1日のMLBの振り返りはリーグ別の投稿を始めました。W杯も始まり、MLBの試合のチェックに時間が取れない方などは簡単にチェックしてみてください。

(1)
レッズvsパイレーツ

同点で迎えた3回にパイレーツはコリン・モランのHRで勝ち越し。4回にはエリアス・ディアスのHRで追加点。6回にも3点を奪ったパイレーツが快勝。

先発のイバン・ノバは61失点で故障から復帰後3試合連続の1失点に抑えている。

レッズのブランドン・ディクソンがキャリア初のHRを放っている。


 

(2)フィリーズvsブルワーズ

フィリーズが投手陣の踏ん張りで勝利。

1点を先制されたフィリーズは4回にリス・ホスキンスのHRで同点に追い付く。ホスキンスはDLから復帰後打率.360OPS1.233を記録していて絶好調。特徴的なヘッドギアも印象的。

5回にアンドリュー・ナップのHRで逆転すると、6回にはセザー・ヘルナンデスのタイムリーなどで追加点を挙げた。

フィリーズ先発のザック・エフリンは6月無傷の3勝目をゲット。防御率も1.93と好調。

ブルワーズのジュニア・ゲラは防御率2点台ながら5敗目。


 

(3)パドレスvsブレーブス

ブレーブス先発のショーン・ニューカムは62安打無失点。84球だったが、雨天中断があったために6回で降板した。

パドレスの先発ジョーダン・ライルズも71失点と好投。

この試合唯一の得点は、ブレーブスのチャーリー・カルバーソンのHR

パドレスはクリスチャン・ビジャヌエバとフランミル・レイエスが全打席三振で合計13三振を喫した。

試合時間は2時間19分と非常に短かった。


 


(4)
カブスvsカージナルス

地区のライバル同士の対戦2戦目。

初回にカージナルスがマーセル・オスーナのHRで先制。オスーナは6月既に7HROPS1.293と絶好調。

しかしカブスが4回にアディンソン・ラッセルのHRで同点に追い付く。

その後追加点を奪い合って迎えた7回に、イアン・ハップが2B8回にはジェイソン・ヘイワードがHRを放ちカブスが逆転。

カージナルスの先発カルロス・マルティネスはDLから復帰後防御率7.11と苦戦している。


 

(5)ジャイアンツvsドジャース

ドジャースは2回にマット・ケンプのHRで先制。5回に追い付かれるが、その裏にエンリケ・ヘルナンデスが2ランHRを放ち勝ち越して逃げ切った。

ヘルナンデスはマディソン・バムガーナーに対するOPSが通算で1.376と非常に高いが、今日も起用に応えた。

ドジャースのアレックス・ウッドは5.21失点で今季2勝目。昨年より不振な印象だが、FIPは今季の方が優れていて巻き返しも期待できそうだ。
またジャイアンツのエバン・ロンゴリアが死球で骨折した左手の手術を受けることになり、6週間から8週間の離脱が決定しました。 


 

(6)メッツvs Dバックス

メッツはマイケル・コンフォルトの3ランHR2回に先制。その後も追加点を重ねた。

メッツの先発スティーブン・マッツは6.21失点で3勝目。5月以降は防御率2.47と結果を残している。

一方Dバックスの先発パトリック・コービンは65失点で負け投手に。6月は防御率5.60と苦戦している。


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どうもこんばんは、今日からMLB1日の振り返りの記事はア・リーグとナ・リーグに分けて投稿していきます。自分で読み返してみても、冗長だなと感じていたので変更させてもらいます。それではまずはア・リーグの試合を振り返ります。インターリーグの試合もこちらに含めています。

 

(1)レイズvsヤンキース

ヤンキースがこのシリーズ3連勝。先発のルイス・セベリーノは8回を102球で投げ切り、無失点9三振の素晴らしい投球でした。これで10勝目に到達。

打線は5回のジャンカルロ・スタントンとゲイリー・サンチェスの二者連続HRなどで4点を奪い、セベリーノを援護。サンチェスのHR519日以来約一ヶ月ぶりでした。

レイズではルーキーのジェイク・バウアーズが2安打を記録。


 

(2)タイガースvsホワイトソックス

タイガースの先発はDLから今日復帰したジョーダン・ジマーマン。54失点で勝ち負けはつかず。

打線は5回までにニコラス・カステヤノスの2本のHR5点をリード。ホワイトソックスが6回に追いつきますが、8回にホセ・イグレシアスのタイムリーなどで勝ち越し。

ホワイトソックス先発のルーカス・ジオリトは5.15失点で防御率を悪化させてしまった。


 

(3)アストロズvsロイヤルズ

アストロズが10連勝を達成。

試合は初回にホセ・アルテューブの2Bでアストロズが先制。5回にも追加点を挙げる。6回にはマックス・スタッシの7HR3点を追加。

スタッシのHR7本はチーム内5位でアルテューベより多い数字。

先発のダラス・カイケルは5回以外は危なげない投球で、513日以来の4勝目をゲット。

ロイヤルズはホルヘ・ソレールが骨折で最短6週間の離脱が決定。


 

(4)ナショナルズvsブルージェイズ

ナショナルズ先発はエースのマックス・シャーザー。今日も2回に三者連続三振を奪うなど絶好調だったが、5回に9番打者のデボン・トラビスに2ランHRを打たれて先制される。

打線もブルージェイズ先発のマルコ・エストラーダの前に沈黙。エストラーダは7回途中まで投げて無失点で6月の防御率を1.44としている。

試合はそのままブルージェイズが逃げ切り勝利を収めた。



(5)
マーリンズvsオリオールズ

マーリンズは初回にJT・リアルミュートのタイムリーで先制。3回にもリアルミュートのHRで追加点を奪う。リアルミュートは6回にもHRを放ち、今日4打点。

先発のチェン・ウェインは古巣相手に6.03失点と試合を作って2勝目。

オリオールズ先発のアレックス・コブは75失点で単独トップとなる9敗目を喫した。

チームも今日の敗戦で50敗目を記録。


 

(6)エンゼルスvsアスレチックス

エンゼルスの先発は2年ぶりのMLBでの登板となるジョン・ラム。6回にマーカス・セミエンにHRを打たれて降板したが、2失点にまとめた。

しかしその後を引き継いだノエ・ラミレスが誤算。3点を奪われて逆転を許した。

アスレチックスは3安打&3得点のチャド・ピンダーの活躍が光った。

エンゼルスは30歳の新人ホセ・ミゲル・フェルナンデスのタイムリーで1点を9回に返したが、及ばなかった。


 

(7)ロッキーズvsレンジャーズ

ロッキーズはレンジャーズ先発のマイク・マイナーからカルロス・ゴンザレスの先制タイムリーなどで2点をリードして終盤へ。

しかし7回にレンジャーズがホセ・トリビーノのタイムリーで追い付く。

さらに8回にはエイドリアン・ベルトレーの3B等で3点を奪いレンジャーズが逆転に成功。

ロッキーズのリリーフ陣は最近30試合の防御率が6.06と不調だが、今日も不安を残す結果となった。

 

(8)ツインズvsインディアンス

ツインズは初回にエデュアルド・エスコバーとマックス・ケプラーの2本の2B4点を先制。

インディアンスの先発カルロス・カラスコは打球を受けて1.1回で降板。その後もツインズ打線が爆発して合計9点を奪った。

特にエディ・ロザリオは4安打1HRと素晴らしい活躍だった。

インディアンスは9回に野手のブランドン・ガイヤーがマウンドに立った。

また先日インディアンスからリリースされてツインズと契約したマット・ベライルも登板して1回無失点に抑えている。

 

(9)レッドソックスvsマリナーズ

マリナーズが3回にネルソン・クルーズのタイムリーで先制。その1点以外は入らなかった試合となり、レッドソックス先発スティーブン・ライトとマリナーズ先発ウェイド・ルブランの投げ合いとなった。

レブランは7.2回を無失点9三振と好投。

一方のライトも71失点でマウンドを降りた。ドリュー・ポメランツの故障で、先発ローテに入ったがこの調子が続けばポメランツが戻ってきても立場は安泰だろう。




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先週MLBでは2018年のドラフトが行われました。タイガースが全体1位で指名したケーシー・マイズに始まり、合計1214人の選手が指名されました。もちろんその中には、大学への進学を選ぶ選手や大学に残って来年のドラフトで高順位で指名されることを狙う選手もいます。

そのために、当然全員が球団と契約するわけではありません。しかし選手やその家族にとっては、順位の高い低いはあるにせよドラフトで指名されることは大きな名誉だと言えます。

 

そんな中で今回はカブスが最終40巡目全体1208位で指名されたイタマー・ステイナー選手に関する心温まる物語を紹介したいと思います。

 

参考にさせていただいたのは、カブスの地元紙シカゴサンタイムズ紙とジョン・ヘイマン氏の記事です。それぞれそれほど長くないので、こちらにも目を通していただきたいと思います。

シカゴサンタイムズ紙:(https://goo.gl/ektskb

ジョン・ヘイマン氏:(https://goo.gl/gzpsTf)

 



まずは、ステイナーという“有名ではない”選手についてどんな経歴の選手なのかについて触れます。

ステイナー選手の父であるデイビッド・ステイナー氏は不動産投資家など複数の肩書きを持つ人物で、大のカブスファンでもありました。しかし家族はシカゴ近郊ではなく、リグレーフィールドから遠く離れたイスラエルで暮らしていました(ステイナー氏はユダヤ教徒でもありました)

 

ステイナー親子は筋金入りのカブスファンであり、2人の夢はカブスのワールドシリーズ制覇でした。ステイナー氏は息子を含めた子供達を毎年MLBの試合に連れて行っていました。そしてカブスがワールドチャンピオンに輝いた2016年のプレーオフでは、ロサンゼルスで行われたNLCSの観戦にも親子で向かいました。その後カブスは、ドジャースとインディアンスを下して栄光を手にしました。しかしこの観戦以来ステイナー親子が揃ってMLBの試合を観戦することはありませんでした。

 

その年の12月に親子はウガンダに映画の撮影として向かいました。これはthe Come Trueと呼ばれるプロジェクトの1つであり、このプロジェクトはイスラエルが国外追放にした難民たちを助けるためのものでした。

 

父であるデイビッドはクリスマスにウガンダの首都で開かれたパーティーに、カブスのワールドシリーズ記念Tシャツを身につけて出席しました。そこでウガンダの子供達におもちゃをプレゼントしました。その日は素晴らしい1日となりました。

 

しかし翌日に悲劇が待っていたのです。その日映画のクルー達は、約4時間のドライブをしていました。しかしその途中で彼らが乗っていたバスに自動車が衝突したのです。バスには20人弱の人が乗っていましたが、デイビッド・ステイナー氏だけが亡くなりました。当時51歳でした。


息子のイタマーは怪我こそ軽傷で済みましたが、精神的に大きなショックが残りました。しかし彼はその後約2年間ナイルス・ノース高校で野球を続けました。チームでは主にレフトを守り、2番を打ちました。学年が上がるにつれてリーダーシップも発揮しました。

 

父のデイビッドの友人であるデイビッド・ルゲンドルフは、イタマーに対してのサプライズを考えました。彼はカブスのスカウト部長を務めるジェイソン・マクロードにステイナー家についてメールしたのです。クリスマス付近でたまたまメールをチェックしたマクロードはその話に興味を抱きました。

 

その後カブスのエリアスカウトが、ドラフトでの使命のためにイタマーの健康状態に関する情報を得ようとイタマー本人に電話をかけました。

しかしイタマーはこれを高校の同級生達のいたずらだと思い、真剣に聞き入れなかったのです。そして返事もしませんでした。

 

そこでマクロードが再びルゲンドルフにコンタクトを取り、イタマーに事情を説明したのです。

 

イタマーはドラフト前に、39巡目で指名されると聞いていました。しかし彼の名前はそこで呼ばれず一度は落胆したそうです。その後最終的に40巡目で見事に指名されました。その出来事をイタマーは小さい頃からの夢が叶ったと表現しています。

 

イタマーはプロ入りを考えているわけではありません。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に進学して将来的にはビジネススクールに通うことをキャリアプランとしているようです。そして父親が撮り残した映画を完成させたいと考えています。


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ナ・リーグ東地区のブレーブスが絶好調です。現在もう既にシーズンの4割程度が終わったわけですが、ナショナルズを差し置いて地区首位をキープしています。過去3年間負け越しが続いていて、昨年の秋には海外アマチュア選手との契約が無効になるなど明るいニュースが少なかっただけにこの好調に驚いている人も多いのではないのでしょうか?

 

ブレーブスの好調の背景には複数の要因があると思います。

・ニック・マーケイキスの好調

・オジー・アルビースとロナルド・アクーニャの台頭

などもその理由として挙げられる場合が多いです。

 

しかし今回はあえてそこには触れずに、先発ローテーションで昨年より成績を大きく向上させた2人の投手に注目したいと思います。

今回紹介するのは、MLB.comのコラムニストを務めるMike Petriello氏のコラムです。

リンクはこちら(https://goo.gl/RXdrVp)です。

 

この記事では2人の投手が取り上げられています。マイク・フォルティネビッチとショーン・ニューカムの2人です。



詳細な分析を紹介する前に2人の昨年と今年の成績を比較しておきましょう。簡潔に比較するために、今回はFIPのみを用いて比較します。

①フォルティネビッチ

2017FIP 4.33

2018FIP 2.87

②ニューカム

2017FIP 4.19

2018FIP 3.39

 

2人とも明らかに成績が向上しているのが分かります。FIP以外の防御率やwOBA等で比較しても彼らの成績向上は明らかになっています。

 

それでは肝心の彼らは昨年と比較して何が大きく変わったのかを紹介します。ここも2人を分けてみていきます。

 

①フォルティネビッチの場合

フォルティネビッチは元々ポテンシャルの高い選手として認識されていました。昨年の4シームの平均球速が95.2マイルと速く豪速球の持ち主であることがその理由でした。しかし昨年まではボールの素材の良さを生かしきれていませんでした。K/9が特段高い訳でもなければ、BB/9が低い訳でもなく中途半端な成績になっていました。

 

今季のフォルティネビッチの3つの変化は①三振率の増加②四死球率は悪化③HR率が減少です。Petriello氏はこれに対して2つの答えを出しています。

 

(1)速球の球速が上昇している。

95.2マイルから96.3マイルへと速球の球速が上昇しています。速球が速いほど、変化球とのスピード差が大きくなりますし、対応するのが難しくなります。

 

(2)スライダーの使用割合の上昇

スライダーの投球割合が22.0%から27.1%へ増加しています。このスライダーは被打率.116ですから非常に有効な球種だと言えます。さらにPetriello氏が紹介している別の記事では、フォルティネビッチのスライダーの球速が86or87マイルから85マイルへと約1マイル球速が落ちていると指摘しています。

これにより速球とスライダーの球速差が昨年より2マイル大きくなっていると分析しています。

 

以上2点がフォルティネビッチのブレイクの主な要因だと言えそうです。次にニューカムを見ていきましょう。


②ニューカムの場合

ニューカムの問題はシンプルでした。彼は左腕ながら、90マイル代後半の速球を投げられるのが最大の魅力です。しかし決め球のカーブと速球に依存しすぎており、打者に狙いを定められて打たれることが多かったのです。さらに制球力も悪く、昨年はBB/95.13となかなかの荒れ球でした。

 

今季も制球難は大きく改善されていません。しかし今季のニューカムは昨年までと決定的に違うのが、第3の球種チェンジアップを操っていることです。実に昨年の投球割合10%から21%へと倍増しているのです。

 

このチェンジアップの割合が増加したことで、グラウンドボール率が43%から49%へと大きく増加しているのです。これがニューカムの今季の成功の1番の要因だとPetriello氏が分析しています。


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どうもこんばんは、今日は8試合でした。明日からはア・リーグとナ・リーグを分けて投稿しようと考えています。それでは今日のMLBを振り返っていきましょう。

(1)
ロッキーズvsフィリーズ

試合前にはフィリーズOBのジム・トーミー氏の球団殿堂入り式典が開催された。

試合はフィリーズ先発のビンス・ベラスケスが7回途中までノーヒットピッチングと好投。

打線では3安打とHRを記録したリス・ホスキンス含め5人が複数安打を記録。

ロッキーズは打線が僅か3安打と沈黙してしまったが、期待の新人ライアン・マクメーンにキャリア初HRが生まれている。


 

(2)ツインズvsタイガース

タイガースの先発はマイケル・フルマー。フルマーは初回にエデュアルド・エスコバーのタイムリーで先制を許した後は好投して71失点。

打線はツインズの先発ランス・リンを攻めあぐねていたが、7回にニコ・グッドラムの犠牲フライとジャコビー・ジョーンズのHR3点を奪い逆転。

その後はリードを守り切り、タイガースが勝利。

ちなみにツインズのミゲル・サノーがマイナーに降格となっている。


 

(3)インディアンスvsホワイトソックス

インディアンスは初回にフランシスコ・リンドーアのHRで先制して幸先良いスタートを切る。

しかしその裏にホセ・アブレイユのHRでホワイトソックスが追い付く。

その後試合は同点となり、7回にホセ・ラミレスがHRを打ってインディアンスが勝ち越しに成功。

インディアンスの先発マイク・クレビンジャーは11三振と力投を見せた。


 

(4)ジャイアンツvsマーリンズ

ジャイアンツの先発はデレク・ロドリゲス。父イバンが見守る中での登板となった。ロドリゲスは好投して7回途中まで2失点。降板時には父も拍手を送っていた。

試合は9回にマーリンズがルイス・ブリンソンの犠牲フライで同点に追い付く。ここから長い延長戦が始まる。15回裏にはマーリンズが1アウト1塁3塁のチャンスを作るが、得点できなかった。

16回表にノーアウト満塁のチャンスを作ったジャイアンツはパブロ・サンドバルの2点タイムリーで5時間近い試合に決着を付けた。


 

(5)アストロズvsアスレチックス

アストロズは初回にユリエスキ・グリエルとジョシュ・レディックのタイムリーで先制。4回にはブライアン・マッキャンの特大HRで追加点を奪う。

先発のジャスティン・バーランダーは今月初めて7回を投げきり、9勝目。

アスレチックスではクリス・デービスが2試合連続のHRで、20本の大台に乗せた。

 

(6)レイズvsヤンキース

マット・ダフィーが初球先頭打者HRを放ち、レイズが先制。

しかしヤンキースが4回にアーロン・ヒックスのHRとグレイバー・トーレスのHR4点を奪って逆転に成功。

ヤンキースのドミンゴ・ヘルマンはキャリア初勝利をゲット。

レイズは7回に1アウト2塁のチャンスを迎えたが、カルロス・ゴメスがまさかの盗塁死でチャンスを潰してしまった。

レイズの明日の先発は前ヤンキース所属のネイサン・イオバルディが予定されている。


 

(7)パドレスvsブレーブス

先週はサンディエゴで開催されたシリーズが、今週はアトランタを舞台にスタート。

3回裏にブレーブスがオジー・アルビースのタイムリーで先制。5回にはエンダー・インシアーテの5HRで追加点を奪う。

ブレーブスの先発アニバル・サンチェスは7回無失点で今季無傷の3勝目。

パドレスはエリック・ホズマーの22Bで反撃したが、及ばなかった。

 

(8)メッツvs Dバックス

始球式には球団OBのランディ・ジョンソンが姿を見せた。

試合は同点で迎えた3回にポール・ゴールドシュミットの最近7試合で5本目となるHRDバックスが逆転。

4回と8回にはデビット・ペラルタのHRで追加点を奪う。

平野佳寿は18試合連続の無失点を継続。

メッツではブランドン・ニモが今日もHRを放って好調をキープしている。


 

(9)レッドソックスvsマリナーズ

勝率6割越え同士のシリーズがスタート。先発はサイ・ヤング賞受賞経験のあるデビッド・プライスとフェリックス・ヘルナンデス。

2回にレッドソックスが先制するが、5回裏にギジェルモ・ヘレディアの犠牲フライでマリナーズが追い付く。

しかし6回表にザンダー・ボガーツの勝ち越しHRが飛び出してレッドソックスが勝利。

ボガーツは守備でも素晴らしいプレーを連発していた。



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