MLBの読み物

MLB(メジャーリーグ)の少しマニアックな情報を発信するサイトです。

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どうもこんばんは、今日は全体で8人もの新人投手が先発しました。それでは今日のMLBの試合を振り返りましょう。

 

(1)メッツvsブレーブス

MLBで現在最も若い投手であるブレーブスのマイク・ソロカが復帰。そのソロカはメッツ打線を手玉にとり、6回までノーヒット。7回にマイケル・コンフォルトにヒットを打たれて記録は途絶えたが見事なピッチングだった。打線はフレディ・フリーマンがジェイコブ・デグロムからHRを打ちリードを奪った。メッツの先発デグロムは最近先発した7試合の防御率が1.23と圧倒的ながらなんと1勝2敗という恐ろしい勝ち星となっている。


 

(2)ブルージェイズvsレイズ

レイズがサヨナラ勝ち。レイズはウィルマー・フォント以降3人の中継ぎ投手が無失点リレーで打線の援護を待つ展開に。ブルージェイズも今季のエース格JA・ハップの好投で試合は接戦になる。迎えた9回裏に、マレックス・スミスが2Bで出塁。その後マット・ダフィーのサヨナラヒットが飛び出してレイズが3時間ぴったりで試合を終えた。レイズはこれでこのシリーズをスウィープ。


 

(3)カブスvsブルワーズ

3回にブルワーズがロレンゾ・ケインのソロHRで先制。先発のヨーリス・チャシーン以降無失点で虎の子の1点を守り切ってブルワーズが地区首位攻防シリーズ勝ち越し。カブスの先発マイク・モンゴメリーは61失点ながら援護がなく負け投手になった。故障のダルビッシュ有に変わってローテ入りしているが、先発投手としての防御率は1.14と絶好調。今日の試合ではカブスの投手であるスティーブ・シシェックとブライアン・ダンシングがレフトを守る珍事もあった。


 

(4)レッドソックスvsオリオールズ

レッドソックスがスウィープに成功。打線は3回にムッキー・ベッツが7回にはJD・マルティネスがHRを放つなど5点を奪った。先発のクリス・セールは69三振1失点の投球内容だった。オリオールズはキャリア初登板のエフリー・ラミレスがレッドソックス打線の洗礼を浴びた。


 

(5)パイレーツvs Dバックス

パイレーツ先発ジェイムソン・タヤンとDバックス先発ザック・グレインキーは2人合計で2回までに100球を超えるなど荒れ気味だった。タヤンは持ち直して72失点の好投。グレインキーは4.2回で降板。試合は2回にジョシュ・ベルとジョルディ・マーサーの2Bでパイレーツが逆転。マーサーは今日2安打3打点の活躍。今日の試合ではデビット・ペラルタの打球をオースティン・メドウズがHRアシストした珍しいシーンも見られた。


 

(6)エンゼルスvsマリナーズ

エンゼルスはエースのギャレット・リチャーズが先発。しかし普段より約2マイル速球の球速が低下する事態が発生して2回で降板。マリナーズは3回までにネルソン・クルーズのこのシリーズ3本目のHRなどで3点をリード。しかし6回にルイス・バルブエナの犠牲フライで追い付く。さらに7回にノーラン・フォンタナのHR等で逆転。マリナーズは8回にライロン・ヒーリーの2試合連続弾で追い付く。そして9回には昨日も2HRを記録したミッチ・ハニガーがサヨナラHRを放ちサヨナラ勝ち。マリナーズはエンゼルスをスウィープ。


 

(7)ロッキーズvsフィリーズ

ロッキーズがシリーズ勝ち越し。4回に打線が爆発してトレバー・ストーリーの2Bやイアン・デズモンドのHR等で5点を奪う。ストーリーは最近7試合の打率が.467OPS1.384と絶好調。

先発のタイラー・アンダーソンは71失点で514日以来約1ヶ月振りの勝ち星。一方のフィリーズ先発ニック・ピベッタは6月の防御率が8.366月は3連敗となっている。打線ではヘスムエル・バレンティンが3安打と気を吐いた。

 

(8)ナショナルズvsヤンキース

ヤンキースは初回から3回まで1点ずつ得点を重ねる。しかし2点ビハインドで迎えたナショナルズは、4回にホアン・ソトがソニー・グレイからスリーランHRを放ち逆転に成功。まだ19歳のソトは7回にもHRを放ち、ポテンシャルの高さを存分に見せつけた。ナショナルズはアダム・イートンとマット・アダムスも3安打と活躍。ヤンキースでは新人グレイバー・トーレスがHRを放っている。


 

(9)ツインズvsタイガース

タイガースが終盤に逆転勝ち。初回にツインズがエデュアルド・エスコバーのタイムリーで2点を先制。2回に1点を返したタイガースは8回に大きなチャンスを作る。変わったアディンソン・リードを攻めて3連打で同点に。その後2アウトになるが、ビクター・レイエスとレオニス・マーティンのタイムリーで一挙にこの回だけで4点を奪った。ツインズのセットアッパーであるリードは6月の防御率が9.64と大不振に陥っている。

 

(10)ジャイアンツvsマーリンズ

マーリンズがサヨナラ勝ち。ジャイアンツは初回にアンドリュー・マッカッチェンの2ランHRで先制。マーリンズはキャメロン・メイビンとルイス・ブリンソンのタイムリーで追い付く。9回裏に1アウト満塁のチャンスを作り、ブライアン・アンダーソンの犠牲フライでマーリンズがサヨナラ勝ちを収めた。マーリンズ先発のケレイブ・スミスは投手ながら2安打を記録。


 

(11)インディアンスvsホワイトソックス

インディアンスの先発トレバー・バウアーは3試合連続となる二桁三振となる12三振を奪ったが、チャーリー・ティルソンの3Bなどに沈み3失点。一方の打線も相手を10本上回る14安打を放ちながら、ホワイトソックス先発のディラン・コビーを攻略できず敗れた。コビーはクリス・セールに続いて2試合連続でエース級投手との投げ合いを制した。

 

(12)レッズvsロイヤルズ

レッズが終盤に猛攻を見せて勝利。試合は7回にエラーも絡みレッズが2点を先制。8回にも1点を挙げたレッズは9回にアダム・デュバルの満塁HRでとどめを刺した。ロイヤルズは打線が沈黙。今月は12試合で23得点と得点力不足が深刻となっている。

 

(13)パドレスvsカージナルス

パドレスが5シリーズ連続となる勝ち越しを決める1勝を挙げた。初回にフレディ・ギャルビスの2Bで先制すると、6回にもマニュエル・マーゴの3Bなどで追加点を挙げた。カージナルスは不振のデクスター・ファウラーが先発から外れてルーキーのハリソン・ベイダーが先発。今月好調のマーセル・オスーナが5HRを放ち反撃したが、及ばず敗れた。パドレスはこれで5シリーズ連続の勝ち越し。これは実に2010年以来とのこと。

 

(14)アストロズvsアスレチックス

アストロズが2回までに10得点を奪い完勝。アストロズは初回から4者連続出塁などで3点を先制。2回にはカルロス・コレアの3Bとエバン・ギャティスとマーウィン・ゴンザレスのHR等で7点を奪う。先発のゲリット・コールは64失点で試合を作った。アスレチックスではクリス・デービスが2HRを放ち意地を見せた。アストロズのギャティスは昨日キャリア初の5打点を達成したが、今日も2日連続で5打点を挙げた。

 

(15)レンジャーズvsドジャース

ドジャースは12回に相次いで1点ずつ得点しリードを奪う。3回にマット・ケンプが捕手のロビンソン・チリノスにタックルして乱闘騒ぎが勃発。両者ともに退場となっている。試合はその後レンジャーズがジョーイ・ギャロのタイムリーで追い付く。延長に入り、最後はマット・ブッシュの送球エラーがあってドジャースがサヨナラ勝ち。

 
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ナショナルズのブライス・ハーパーの周囲が騒がしくなっています。事の顛末をまとめると、複数の匿名の球団幹部がハーパーを批判<ナショナルズのマイク・リゾーGMがそれに反論といった感じです。

 

事件の発端はRobert Murray記者が執筆した記事でした。

リンクはこちら (https://frsbaseball.com/mlb/murray-monday-nl-exec-highly-critical-of-bryce-harper/)

 

この記事の内容をまずは紹介したいと思います。これによるとナショナルズのハーパーが過大評価されているかについて、Murray記者が匿名を条件に3人のナ・リーグ球団幹部から彼らの考えを聞いたそうです。それぞれの意見は

 

1人目

彼は過大評価されている。彼は敗者だ。チームのことより自分のことを考えている。私に選手獲得資金を活用する権利があるならば、彼の獲得には使わない。その代わりに、有力な選手を2人あるいは3人獲得する。

 

2人目

彼は負け組だ。彼とは契約しないし、勝ち組の選手を2,3人獲得することに使うよ。

 

3人目

もし彼が10$300Mの契約をこのオフに得たら、かなり驚くだろう。私なら10年という長期の契約を提示しないし、単年の契約額もそんなに高く設定しない。彼にそんな価値はない。自己中心的で負け組の選手だ。

 

もちろんハーパーが世代屈指の選手であり、彼には相当額の契約を与える理由があると考えている球団幹部も存在するとは擁護しています。しかし基本的なニュアンスとしては、今季不振のハーパーに対して非常に批判的な記事だなという印象を受けました。

 

これに対して黙っていなかったのが、ナショナルズのマイク・リゾーGMです。元の記事は現地時間の月曜日に発表されたわけですが、それに対してリゾー氏は火曜日の試合前の打撃練習中にコメントしたそうです。詳細はワシントンポスト紙に掲載されていますので、是非こちらもお読みください。

 

リンクはこちら(https://www.washingtonpost.com/news/nationals-journal/wp/2018/06/12/mike-rizzo-defends-bryce-harper-after-anonymous-executive-calls-him-a-selfish-losing-player/?noredirect=on&utm_term=.8be5dd4b7c6e)です。

 

特にリゾーGMが反論しているのが、Losing Player(負け組、敗者)という部分です。これに対しては、かなり怒っているようです。

 

「ハーパーは新人王、5回のオールスター選出、MVPを受賞していて、彼がMLBに昇格してから彼は他の誰よりも多くの勝利を掴んできた。

彼のどこが敗者なんだ?ナショナルズに様々な形で貢献している選手だ。彼の慈善活動は他の選手とは比較できないほど素晴らしい。彼は勝者だ。現在も勝者であり、将来的にも彼は勝者であり続けるだろう。この名前も明らかでない情報源からの言葉は卑怯だ。」

 

その後も、リゾーGMはもしナショナルズ内にハーパーに関してこのように言った人がいるならば解雇するやこのようなやり方はプロではないと激昂しています。放送禁止用語も飛び出しており、彼の怒りがどれほどかよく分かります。

 

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どうもこんばんは、今日も1日のMLBを振り返ります。


(1)
ロッキーズvsフィリーズ

フィリーズがエースのアーロン・ノラの好投で勝利。初回にスコット・キンゲリーの3ランHRで先制。先発のノラは6.2回を投げて10三振の力投。今季3度めの二桁三振を奪った。ロッキーズは9回にトレバー・ストーリーの安打をきっかけに5安打と犠牲フライが続き3点を奪い、1点差に迫る。しかしチャーリー・ブラックモンとノーラン・アレナドが凡退してゲームセット。ロッキーズの捕手トム・マーフィーが3安打の活躍。


 

(2)ナショナルズvsヤンキース

ナショナルズのダニエル・マーフィーが5DHで今季初出場。試合は2回にディディ・グレゴリウスのHRなどでヤンキースが先制。6回にもグレゴリウスの今日2本目で突き放した。投手陣も先発のCC・サバシア以降無失点リレーで相手打線を抑えた。ナショナルズのブライス・ハーパーが2回死球を受けて途中交代している。

 

(3)ツインズvsタイガース

ツインズが伏兵の満塁弾で勝利。先制されたタイガースは4回にホセ・イグレシアスの3Bなどで逆転。先発のブレイン・ハーディーは62失点で試合を作り降板。その後7回に登板したルイス・コールマンが誤算。最終的にツインズはエイレ・エイドリアンザの満塁弾が飛び出して勝ち越し。最後はフェルナンド・ロドニーが締めてツインズが勝利。タイガースに関して残念なニュースが入ってきました。主砲のミゲル・カブレラが左上腕二頭筋の腱断裂により、手術を受けることになり今季絶望が決定したとのことです。


 

(4)ジャイアンツvsマーリンズ

マーリンズ先発のトレバー・リチャーズが嬉しいキャリア初勝利。ジャイアンツが初回に先制。しかし3回裏にスターリン・カストロのタイムリーとJT・リドルの2B3点を奪いマーリンズが逆転。そのままのスコアで試合は終了。ジャイアンツは打線が3安打と沈黙して、クリス・ストラットンを援護できなかった。ドラフトにかからなかったリチャーズは61失点でキャリア初勝利。


 

(5)ブルージェイズvsレイズ

レイズが連勝。ブルペンデーのレイズは6人の投手のリレーで1失点に抑える。打線はウィルソン・ラモスの2ランHRで先制すると、ジョーイ・ウェンドルとマレックス・スミスのタイムリーで追加点を奪った。ブルージェイズは先発のハイメ・ガルシアが誤算となった。

 

(6)メッツvsブレーブス

ブレーブスが圧勝。6回表にメッツはジェイ・ブルースの2Bで逆転。しかしその裏にブレーブスがフレディ・フリーマンのHRで追い付く。さらに2アウトから打線が繋がり、1番のオジー・アルビースが満塁HRを放ってリードを拡大した。初のオールスター出場を狙うニック・マーケイキスは3安打を放って好調をキープ。メッツは打線が3安打と苦しんだ。


 

(7)カブスvsブルワーズ

ナ・リーグ中地区の首位攻防戦はブルワーズが勝利して、1日で首位に戻った。ブルワーズはトラビス・ショーが2本の2Bを記録して全打点を叩き出した。先発のクリス・アンダーソンは71安打と好投。カブスは打線が僅か2安打と打てなかった。

 

(8)インディアンスvsホワイトソックス

ホワイトソックスが初回に奪った3点を守り切り勝利。ホワイトソックスは初回にヨアン・モンカダとヨルマー・サンチェスの連続HRで試合を優位に進める。5回にはマット・デイビッドソンがこの日2本目のツーベースでさらに2点を追加。インディアンス打線はホセ・ラミレスの犠牲フライで1点を返すのが精一杯だった。ホワイトソックスの先発ベテランのジェームズ・シールズは7回を1失点の力投で2勝目。


 

(9)レッズvsロイヤルズ

中地区のチーム同士によるインターリーグの試合。試合は息がつまるような接戦となった。レッズ先発は防御率がリーグ最下位のサル・ロマーノ。今日は安定した投球で106球を投げて8回まで1失点と好投。試合は1点を先行されていたレッズがロイヤルズのクローザーケルビン・ヘレーラを攻略して追い付く。ヘレーラは今季初を含む2四球を出した。延長10回には、ジョーイ・ボットの3Bなどでレッズが4点を奪い逆転勝ちを収めた。

 

(10)パドレスvsカージナルス

パドレスが四回に主砲エリック・ホズマーのHR等で3点を先制。7回にも1点を加える。その裏にカージナルスがマーセル・オスーナのタイムリーなどで反撃するが、反撃もそこまで。パドレスのアダム・シンバーに中継ぎとして3イニングを投げて勝利が付いた。カージナルス先発のマイルズ・マイコラスは63失点で2敗目を喫した。

 

(11)パイレーツvs Dバックス

Dバックスは打者一巡の猛攻で初回に6点を奪う。3回にもデビッド・ペラルタの3B等で追加点を挙げて8点をリード。しかし4回に先発のクレイ・バックホルツが打ち込まれてスターリン・マーテのHR等で6点を返される。その後は何とか逃げ切り、Dバックスが勝利。Dバックスはこれで最近10試合を8勝2敗としており、完全に5月の不振から抜け出した。

 

(12)アストロズvsアスレチックス

アストロズは2回にダニエル・メンデンからカルロス・コレアとエバン・ギャティスのHR4点を奪う。5回にも2Bを記録したギャティスはこれで今日5打点を記録。アスレチックスのマット・チャップマンが3安打と活躍。先発メンデンは古巣相手に打ち込まれてしまった。ギャティスの1試合5打点はキャリア最多の記録となっている。


 

(13)エンゼルスvsマリナーズ

昨日は得点が全てHRから生まれたが、今日もほとんどがHRからの得点。以下で今日のHRを列挙します。

ミッチ・ハニガー(1)マイク・トラウト(5)ミッチ・ハニガー(5)ライロン・ヒーリー(6)マイク・トラウト(7)マリナーズではディー・ゴードンとベン・ギャメルも3安打の活躍。


 

(14)レンジャーズvsドジャース

ドジャースが圧勝。ドジャースのマックス・マンシーは4試合連続のHR。規定打席に到達していないが、到達すればリーグ1位となる好成績。ドジャースはマット・ケンプを除く先発野手が複数安打を記録。レンジャーズ先発のバートロ・コロンは3.18失点と打ち込まれた。久しぶりのドジャースタジアムでのプレイとなったエイドリアン・ベルトレーは2安打と活躍。

 

(15)レッドソックスvsオリオールズ

レッドソックスは2回にラファエル・ディバース、3回にアンドリュー・ベニンテンディのHRでリードを奪う。その後も追加点を重ねて勝利。先発のエデュアルド・ロドリゲスは5.22失点だった。

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昨日はマリナーズの時代と逆行する選手の集め方を紹介しました。今日はチームではなく、1選手として時代の流行りとは逆のアプローチを取り入れている選手を紹介します。その選手はレッズのスコット・シェブラーです。

 

今回参考にさせていただいた記事は

(https://www.beyondtheboxscore.com/2018/6/11/17446482/scott-schebler-launch-angle-cincinnati-reds-andrelton-simmons)です。

是非元の記事にも目を通していただきたいです。


 

シェブラーが今年行なっている打撃のアプローチとはズバリ打球角度を下げることです。最近のMLBでは、フライボールレボリューションと呼ばれる打撃アプローチが話題です。これは打球の角度を上昇させて、HRを積極的に狙っていくというものです。これには欠点もあり三振が増加することです。

 

まずは今季と昨年のシェブラーの主要なスタッツを並べてみます。

2017.233/.307/.484/.791 K%23.5% wRC+100 打球角度11.3

2018.282/.351/.471/.822 K%18.0% wRC+124 打球角度6.3

 

このスタッツの変化は一目瞭然かと思います。打球角度を下げるように変更したことで、打率が上昇してK%が減少しています。しかし今回最も注目に値するのは、wRC+100から124へ大幅に向上しているところです。

 


wRC+
はその打者が生み出す得点能力を数値化したものであり、平均的な打者は100となっています。これは現在打者を評価する時によく使われる指標で、MVP投票を行う記者でも用いている人がいます。

 

昨年のシェブラーはwRC+がピッタリ100となっています。これはつまりHR30本打っていながら、彼は平均的な打者だったという事になります。しかし今年はHRを減らしているのにも関わらず、wRC+124と大幅に成績を改善させています。

現在170打席以上の打者はMLB全体で210人います。その中でシェブラーのwRC+12462位となっています。

昨年規定打席に到達した打者144人中wRC+ランキングでは94位だったことを考えると、今季のシェブラーが昨年より打撃好調だと断言してもいいはずです。

 

HRのペースが落ちていることを考慮すると、一見攻撃力も低下しているのかと思いきやその真逆というわけです。


 

 もう少し掘り下げた数字も記事では紹介されています。

2017GB46.2%FB24.4%LD19.8%打球速度88.8

2018GB54.0%FB16.1%LD24.8%打球速度91.0

 

これらの数字を見ても明らかなように、シェブラーはフライを打つよりもラインドライブを打つことをこころがけています。そしてその結果打球速度も上昇しています。

 

記事ではどうしてこの時代と逆行したアプローチで、シェブラーの打撃成績が上がっているのかを少し極端な事例を用いながら解説しています。

 

シェブラーは67日と8日の2日間で12打数7安打3つのツーベースを記録しています。この2試合のシェブラーの打率/出塁率/長打率は.583/.583/.833となります。

 

記事ではシェブラーがHRではなく、2Bを3本打った事に注目しています。もし去年までのようにHR狙いの打撃をしていたらと仮定して特殊な設定をしています。

7本のヒットのうち

単打1本<HR1本に変える。

2B3本<凡退に変更(HR狙いのアプローチの犠牲としてです。)

 

この結果生み出される打率/出塁率/長打率は.333/.333/.833となり、OPSはこちらの方が高くなるのです。

 

今回の仮定は非常に特殊な事例だと思います。しかしHR数自体は減少しているのに、攻撃力は上がっているわけですからこの理論にもある程度の妥当性はあると思います。これがシェブラーが、HRが減っているのに総合的な攻撃力が高まっている理由でした。

 

*感想

今回の元の英語の記事を読んだ時はハッとさせられました。あの選手も打球角度をあげて成績が向上しているというニュースは多くありますが、その逆というのは非常に珍しいからです。最後の仮定を用いた話は、机上の空論で終わりそうな話ですが、実際にシェブラーは結果を出しています。この考え方が広く認知されると、フライボール革命に対しての理解も変わるのでは?と思いました。MLBファンだけでなく、実際に野球をプレイする人たちにも原文記事を読んで欲しいと思います。


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どうもこんばんは、今日はサッカー日本代表の試合がありますね。サッカーもいいですが、今日のMLBもサクッと振り返っていきましょう。



(1)
レッドソックスvsオリオールズ

同地区同士の対戦は投手戦になった。レッドソックスの先発スティーブン・ライトとオリオールズの先発ディラン・バンディはそれぞれ6.2回と8回を無失点の好投。バンディは今月2回の登板で未だ無失点。試合は延長戦に入り、レッドソックスが11回に2アウト満塁のチャンスを作るが、ミッチ・モアランドが三振に倒れる。その後12回に再び満塁を迎えてブロック・ホルトとジャッキー・ブラッドリーJrの犠牲フライで得点を挙げて勝利。オリオールズのマイケル・ギブンスは11回のピンチを切り抜けたが、12回に失点してしまった。

 

 

(2)ブルージェイズvsレイズ

ブルージェイズが勝率で上に立って迎えたシリーズ。序盤から点の取り合いとなり、ブルージェイズはテオスカー・ヘルナンデスの11HRでリードを奪う。しかし4回裏にレイズのジェイク・バウアーズが2ランHRを放ちレイズが逆転。バウアーズは嬉しいキャリア初HRとなった。7回にも今日昇格したウィリー・アダメスの犠牲フライ等で3点を追加したレイズが勝利。レイズはこれで再びブルージェイズを抜いた。


 

(3)ジャイアンツvsマーリンズ

この試合はヒットを放った打者が両チーム合計で7人ながら12点も入った試合。5回表にアンドリュー・マッカッチェンのツーベースなどでジャイアンツが2点をリード。しかし6回にマーリンズがルイス・ブリンソンのタイムリーなどで追いつく。7回にはブライアン・アンダーソンとJT・リアルミュートの2BHRで逆転に成功。ジャイアンツは最近好調だったリリーフ陣が久々に打ち込まれた。ブリンソンのノーヒットは4試合で止まった。

 

(4)カブスvsブルワーズ

カブスが見事な逆転勝ちで地区首位を奪取。エリック・クラッツとジョナサン・ビヤーのHRが飛び出してブルワーズが試合を優位に進めて終盤へ。しかしブルワーズの絶対的な切り札ジョシュ・ヘイダーから8回にジェイソン・ヘイワードが同点タイムリー。その後延長に突入して、11回にアンソニー・リゾーのHRなど一挙5点を奪ったカブスが勝利を収めた。ヘイワードは3安打で3打点と大活躍。




(5)
インディアンスvsホワイトソックス

カルロス・カラスコの快投でインディアンスが勝利。打線は4回にロニー・チゼンホールのタイムリー、5回にマイケル・ブラントリーのHR4点を奪う。カラスコは7回2安打11三振と今季最高の投球を披露。ホワイトソックスは先発ルーカス・ジオリトが5.04失点で7敗目。防御率は7.09と不振に苦しんでいる。

 

(6)パドレスvsカージナルス

カージナルスがHR3本で勝利。1点を先行されたカージナルスはホセ・マルティネスの今月5本目となるHR3回に追い付く。5回にもマーセル・オスーナの2ランHRが飛び出してリードを広げる。先発のジャック・フラハティは7回途中まで投げて、1失点と好投した。パドレスでは、コリー・スパンジェンバーグがHRを放っている。


 

(7)パイレーツvs Dバックス

Dバックスが最大5点差を引っくり返して見事に逆転勝ち。パイレーツが5回までにオースティン・メドウズの2Bなどで5点をリード。しかし7回にDバックスが相手のエラーもあり、ノーアウト満塁のチャンスを作る。そこからダニエル・デスカルソの2点タイムリーとジェイコブ・ラムの3ランHRで追い付く。さらに8回に再びチャンスでデスカルソに打席が回り、2点スリーベースが生まれて逆転勝ちを収めた。Dバックスのケテル・マーテは6月ヒットなしが2回だけと好調。パイレーツはリリーフ陣が打ち込まれた。


 

(8)エンゼルスvsマリナーズ

マリナーズが地区のライバルを倒した。エンゼルスは初回にマイク・トラウトとアルバート・プーホールスのHRで先制。しかしその裏にマリナーズがネルソン・クルーズのHRで追い付く。4回にはクルーズの今日2本目のHRとライロン・ヒーリーのHRで逆転。そのまま逃げ切った。



 
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マリナーズが絶好調です。現在あのアストロズとゲーム差なしの地区首位であり、勝率で見れば地区首位をキープしています。マリナーズが5月以降に地区首位になるのは実に2003年の8月以来だという事実が、彼らがいかに素晴らしいシーズンを過ごしているかを裏付けています。

このマリナーズの好調の裏には様々な要因があると思います。先発投手陣の防御率は5月以降ア・リーグ首位です。ローテーションには、フェリックス・ヘルナンデスとジェームズ・パクストンの生え抜きも存在します。しかしその一方で、マルコ・ゴンザレス、マイク・リーク、ウェイド・ルブランはディポトGMが就任して以降に獲得した選手です。

このようにディポトGMは球界でも屈指のトレードが多いGMとして知られています。今回はニューヨーク・タイムズのTyler Kepner (タイラー・ケプナー)氏の

(https://www.nytimes.com/2018/06/09/sports/baseball/seattle-mariners-.html)という記事を参考にディポトGMの選手補強の哲学をみていきたいと思います。

 

現在のマリナーズを客観的な数字で見ると際立っているのは、三振数の少なさと盗塁数の多さです。それぞれ三振数が30球団中3番目に少なく、盗塁数は4番目に多くなっています。現在のMLBでは史上屈指の三振が多い時代です。1試合あたりの三振数を並べてみると、2018年は8.56となり歴代最高の数字です。

 

さらに現在のMLBは盗塁数の減少も顕著です。盗塁数の減少及びその理由については、以前に紹介した記事で細かく触れていますので是非そちらも参考にしてください。

リンクはこちら(http://mlbyomimono.com/archives/9572365.html)です。

 

まさにマリナーズは現在のMLBの一般的なトレンドを無視あるいは逆行するような戦略を取り入れているのです。

紹介した記事によると、ディポトGMは野球の歴史に非常に精通しているそうです。そのディポトGMは現在のMLBのトレンド(三振数の増加や盗塁数の減少)は近い将来衰退すると予想しています。


ディポトGMは「野球の戦略は循環する。1990年代及び2000年代の初期の野球は、1930年代の野球を想起させるものだった。」と指摘しています。

つまりまた時間が経過すれば、少し前の戦略やトレンドが再流行するということです。

 

そんなディポトGMが獲得する選手の能力で重視しているポイントが3点あるそうです。

それは

①スピード

②身体能力

③コンタクト能力です。

 

これが分かると、マリナーズが先日行ったレイズとのトレードも納得がいきます。マリナーズはデナード・スパンとアレックス・コロメを獲得しましたが、スパンはまさにこの①スピードと③コンタクト能力を兼ね備えた存在です。

それはスパンが2014年のナショナルズ時代に残した盗塁数(31)とヒット数(184)を見れば分かります。まさにディポトGMにとってうってつけの存在だったのです。

 

その上で現在のトレンドである、HRを打てる打者も集めているとディポトGMは説明しています。このHRを打てる打者というのは、ミッチ・ハニガーが適役かと思います。ハニガーは今季既に13HRと長打率.496を記録しています。彼もまたディポトGMがトレードで獲得した選手でした。 


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どうもこんばんは。ここ数日天気が悪いですね。それでは今日もMLBで行われた15試合を振り返っていきましょう。


 

(1)
ホワイトソックスvsレッドソックス

ホワイトソックスがシリーズ勝ち越しを決める勝利。初回にホセ・アブレイユのツーベースで先制するとリードを保ったまま終盤へ。9回にはダニエル・パルカのツーベースで追加点を挙げて勝利。ホワイトソックス先発レイナルド・ロペスは6.12失点でようやく今季2勝目。レッドソックスはこのシリーズ3試合で合計6得点と打線が機能しなかったことが痛かった。


 

(2)オリオールズvsブルージェイズ

ブルージェイズが大勝。特に活躍が光ったのが、先頭打者のカーティス・グランダーソン。2B2+HRと大暴れだった。ケンドリス・モラレス、テオスカー・ヘルナンデス、ケビン・ピラーにもHRが飛び出した。先発エストラーダは不振の5月から一転6月は防御率2.25と復調している。オリオールズはこのシリーズ4連敗を喫して勝率.300を切ってしまった。


 

(3)インディアンスvsタイガース

インディアンスがエースの好投で勝利。インディアンスは最近不振気味のフランシスコ・リンドーアが今季3試合目の4番打者として出場。そのリンドーアは3安打で見事にチャンスを演出。メルキー・カブレーラの犠牲フライやタイムリーで打線が合計9点を奪う。先発コリー・クルーバーは82失点で防御率1点台をキープ。ア・リーグ最速で10勝目に到達して、今季もサイ・ヤング賞が狙えそうな勢い。

 

(4)パドレスvsマーリンズ

パドレスのクレイトン・リチャーズが7回途中までノーヒッターの好投。打線も6回にエリック・ホズマーの一発でリチャーズを援護。マーリンズ先発のホゼ・ウレーニャは今日も勝てず、リーグ単独トップの8敗目を喫した。パドレスは試合の最後を元マーリンズのブラッド・ハンドが締めてゲームセット。


 

(5)マリナーズvsレイズ

マリナーズがシリーズ勝ち越し。先発のジェームズ・パクストンは7.010三振3失点の力投。打線もネルソン・クルーズの2日連続のHRと女房役マイク・ズニーノのHR、カイル・シーガーの逆転弾で援護。試合後レイズはブルワーズの1Bジーマン・チョーイとブラッド・ミラーをトレードしたと発表した。


 




(6)
カージナルスvsレッズ

レッズがスウィープを阻止。1点をリードされた4回にレッズはタッカー・バーンハート、スクーター・ジェネット、エウヘニオ・スアレスのタイムリーで4点を奪い逆転。レッズの主砲ジョーイ・ボットは今日4打席4四球。ボットは421日のカージナルス戦でも4四球を記録している。カージナルスの先発カルロス・マルティネスは故障から復帰後7.27失点と打ち込まれている。


 

(7)ブルワーズvsフィリーズ

フィリーズが6月ホームで初勝利。逆転された5回の裏に、セザー・ヘルナンデスの押し出し四球とリス・ホスキンスの犠牲フライなどで再勝ち越し。ブルワーズは5回に登板したダン・ジェニングスが打ち込まれた。ジェニングスは6月の防御率が7.11と苦しんでいる。シチズンズパークを得意とするライアン・ブラウンはシリーズ合計12打数6安打15長打と今季も活躍。

 

(8)エンゼルスvsツインズ

ツインズが打線の活躍とルーキーのフェルナンド・ロメロの活躍で勝利。打線ではジェイク・ケイブがHRを含む3安打3打点と爆発。先発ロメロは5.03失点で試合を作った。9回にはフェルナンド・ロドニーが2点を失ったが、逃げ切った。エンゼルスではイアン・キンズラーとアルバート・プーホルスのベテランコンビが複数安打を記録。


 

(9)ジャイアンツvsナショナルズ

ナショナルズ先発はマックス・シャーザー。今日もほぼ危なげない投球だったが、4回に相性の悪いパブロ・サンドバルを2打席連続の四球で出塁させる。その直後好調のブランドン・クロフォードにHRを打たれてそれが決勝点に。打線はジャイアンツ先発デレク・ホランドの前に沈黙。クロフォードは4打数4安打で打率リーグ4位に浮上している。またこの試合では昨年乱闘騒ぎに発展したブライス・ハーパーとハンター・ストリックランドの再戦が実現。

 

この事件の関係者のその後については、以前も紹介しました。興味のある方はこちらも是非お読み下さい。リンクはこちら

(http://mlbyomimono.com/archives/9447546.html)

 

(10)パイレーツvsカブス

パイレーツ打線が繋がり勝利。6回にオースティン・メドウズの2Bをきっかけに、エリアス・ディアスのシングル、グレゴリー・ポランコの3Bで一挙5点を挙げる。先発のイバン・ノバは5.28三振。中継ぎの1人として検討しているのがカイル・クリック。昨年オフのアンドリュー・マッカッチェンの交換要員の1人で元々は先発として期待されていた元プロスペクト。今季は中継ぎとして防御率2点台をキープ。カブスではジェイソン・ヘイワードが2安打で好調を維持。


 




(11)
アストロズvsレンジャーズ

アストロズが打撃戦を制して4ゲームスウィープ。初回のジョージ・スプリンガーのHR等で2回表終了時点で6点をリード。しかし先発のダラス・カイケルが4.16失点13安打と打ち込まれて追いつかれる。最終的にレンジャーズのキーオン・ケラのボークで勝ち越し。レンジャーズは打線の奮闘虚しく敗れた。


 

(12)Dバックスvsロッキーズ

Dバックスが打ち勝った試合。5番で起用されたケテル・マーテはHRを含む3安打3打点。主砲ポール・ゴールドシュミットも3Bを記録するなど2安打を放った。ゴールドシュミットは最近7試合の成績が.552/.618/1.241と絶好調。ロッキーズは今日もリリーフ陣が踏ん張りきれずに4連敗となっている。平野佳寿は今日も無失点で防御率を1.61に下げている。

 

(13)ブレーブスvsドジャース

ドジャースがシリーズ勝ち越し。ドジャースは先発ロス・ストリップリングとマックス・マンシーの活躍が光った。3回にローガン・フォーサイスのHRなどでドジャースが3点を先制。ブレーブスも4回にオジー・アルビースのHRで反撃。しかし5回裏にマックス・マンシーの3試合連続となるHRが飛び出してドジャースが突き放した。先発のストリップリングは6.22失点。


 

(14)ロイヤルズvsアスレチックス

アスレチックスが終盤に勝ち越し。2回にジョナサン・ルクロイのタイムリーで先制。その後はサルバドール・ペレスにHRを浴びて追いつかれる。しかし8回裏にマット・チャップマンのHRで勝ち越して勝利。チャップマンはこのシリーズ9打数5安打とよく打った。

 

(15)ヤンキースvsメッツ

メッツがサブウェイシリーズのスウィープを阻止すると同時に6月初勝利をゲット。メッツの先発にはノア・シンダーガードが予定されていたが、キャッチボールで違和感を感じて先発を回避したためにセス・ルーゴが代役として登板。するとそのルーゴが6回を無失点8三振2安打に抑える好投を見せた。打線は昨年ヤンキースに所属していたトッド・フレイジャーがルイス・セベリーノから2ランHRを放ちルーゴに勝ち星をつけた。またメッツは試合後に1Bのエイドリアン・ゴンザレスをリリースしたと発表。ドミニク・スミスが代わりに昇格する予定。



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