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2018-2019
年のFA市場の大物と言えば、ブライス・ハーパーとマニー・マチャドです。年が明けて具体的な話が複数出てきているので、決着も近そうです。

この2人がどんな条件を引き出すのかは数年前から注目されていました。

 

オフの初めにMLBTRはハーパーに14$420Mとマチャドに13$390Mと予想していましたが、流石にそれには届かなさそうな情勢です。しかし2人とも10年契約を掴む可能性はまだ残されていると思います。

 

今回はそんな10年契約についての記事を紹介します。紹介する記事はBeyond the Box Scoreの記事でDevan Fink氏の記事です。Fink氏は実はまだ高校生です。

 上はFink氏の12月のツイートです。来年の秋からDartmouth Collegeに進学するようです。凄まじい才能ですね。

 

話が脱線しましたが、この記事では今まで結ばれた10年契約8例を振り返ってみようという話です。確かにサンプル数は少ないですが、ハーパーとマチャドの契約の将来性を占う上では大いに参考になると思います。

 

それでは実際に並べてみます(契約金額の大きさ順)

①ジャンカルロ・スタントン/25/13/$325M
 

②アレックス・ロドリゲス/32/10/$275M
 

③アレックス・ロドリゲス/25/10/$252M
 

④アルバート・プーホールス/32/10/$240M
 

⑤ロビンソン・カノー/31/10/$240M
 

⑥ジョーイ・ボット/30/10/$225M
 

⑦デレク・ジーター/27/10/$189M
 

⑧トロイ・トゥロウィツキー/26/10/157.75M

 

平均29/10.38/$237.96875M

大体10年契約の相場は10$240Mという感じです。

 

ここからはその契約が価値に合っているかを検証していきます。検証するツールは実際の契約額とその選手が契約期間に生み出したfWARに基づく$/fWARです。
$/fWARについてはこちらを参照してください。 

現在進行中の契約は経過部分までを対象とします。

 

選手名/実際の契約額/その選手が生み出した価値に基づく給料の合計/2つの金額の

①スタントン/$55M/$137.6M/+$82.6M
 

②ロドリゲス/$275M/$148.5M/-$126.5M
 

③ロドリゲス/$252M/$335.4M/+$83.4M
 

④プーホールス/$153M/$48.1M/-$104.9M
 

⑤カノー/$120M/$163.7M/+$43.7M
 

⑥ボット/$100M/$186.3M/+$86.3M
 

⑦ジーター/$189M/$220.6M/+$31.6M
 

⑧トゥロウィツキー/$119.75M/$169M/+$49.25M

 

驚くことに2例を除くと金額以上の価値を選手たちは生み出しているのです。

故障の多さが目立つトゥロウィツキーですら契約全額以上の価値を生み出していることが分かります。

進行中の契約の選手では、ボットは残りfWAR4.5を記録すれば彼の契約全額以上の価値を生み出したことになります。同じくカノーは残り5年間のfWAR8.5以上で達成でき、スタントンは9年でfWAR21.0以上が求められます。

 

この検証結果を見返すと、チームはハーパーとマチャドに10年契約を与えても過度な心配は無用な気がします。マイナスを生んでいる契約2例も契約時の年齢が32歳とかなりリスキーなものでした。2人は現在26歳ですから十分契約以上の価値を生み出すと思います。

 

いずれにせよ2人の行き先がどこになるのかが楽しみです。

Photo By
Keith Allison