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このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つ
リリース(リリース・ウェーバー)を紹介します。

 

MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。

 

①リリースとその手続き

リリースはリリース・ウェーバーを経て完了します。リリース・ウェーバーで他球団がその選手を獲得したいと申し出れば選手は指名球団に移籍します。リリースが完了すれば選手はFAになります。またその選手が所持していた契約額でまだ契約期間が残っている場合の給料はリリースしたチームが全額負担します。

 

②リリースとDFAの違いは?

MLBの細かい用語の中でも特に違いが分かりにくいのがこの2つの単語ではないでしょうか?

 

チームがDFAを行う背景には、枠の関係である選手を40人枠から外す必要があるが、伸びしろやチームの戦力の層を考えるとチームに残って欲しいという思惑があります。

 

一方でチームがリリースを行う場合には、その選手をチームから完全に放出したいという思惑があります。選手は1人でも多くいた方が良い感じがします。以下では何故チームがリリースを行うのかについてその理由を説明します。

 

③なぜチームは選手をリリースするのか?

チームが選手を40人枠から外す時にはまずアウトライト・ウェイバーにかけます。そこで他球団から指名がなければその選手が降格を拒否しない限りチームはその選手をマイナーに降格させる事が出来ます。

 

以上の流れを頭に入れると、チームが選手を組織全体から放出するリリースを選択するのは不思議な感じがします。何故なら選手をマイナーに降格させて復調したりMLBで故障者が出れば、その選手をマイナーから昇格させる事が出来るからです。

 

リリースの対象になる選手の典型的なイメージは大型契約を結んだが不良債権化したベテラン選手です。

 

マイナーリーグのチームのロースターにもMLBの場合と同様に人数制限があります。若手主体のマイナーリーグのチーム構成で、MLB経験豊富なベテランに復調の機会を与えるためにポジションを与えるよりも伸び盛りの若手に出場機会を与える方がチームの将来を考えると大きなメリットを生むとも考えられます。

 

確かに億単位の契約を抱える選手を年俸負担でリリースするのは勇気のいる決断ですが、復調の兆しの見えないベテランに枠を与えるよりも若手にチャンスを与えようという考えがその背景にあると言えます。

 

 参考リンク

http://m.mlb.com/glossary/transactions/release-waivers

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guano