このページでは、MLBを理解する上で不可欠な用語の1つサービスタイムを紹介します。
MLB公式サイトの解説を中心に見ていきたいと思います。
①サービスタイムとは
選手はMLB30球団の25人ロースターに登録されているまたはMLB30球団の故障者リストに登録されている日は1日ずつサービスタイムを受け取ります。イメージとしては、ゲームのログインボーナスが分かりやすいと思います。
2018年ですと開幕から閉幕までMLBで過ごすと187日分のサービスタイムを取得できました。現在の2021年までのMLB選手会と機構側の協定では薬物摂取で出場停止を受けた場合最終的に出場停止試合数が20以上減らない限り出場停止期間はサービスタイムを得ることが出来ません。
②FAになるためには
サービスタイムは172日分を蓄積すると1年分にカウントされます。これが6年分蓄積すると選手はそのシーズンの終了時にFAになる権利を得ます(翌年以降の契約を所属球団と結んでいる場合は除きます)。
③年俸調停権を得るためには
サービスタイムが3年分蓄積すると選手はそのシーズンの終了時に年俸調停権を得ます。またシーズンをサービスタイムの蓄積が2年以上3年以下で終えた選手でかつそのシーズンに86試合以上のサービスタイムを蓄積した選手を対象とする年俸調停権を得ます。対象者上位22%(基準はサービスタイム)に入った選手はサービスタイムの蓄積が3年に到達していなくても年俸調停権を得ることが出来ます。これは通称“スーパー2”と呼ばれる仕組みです。
④その他
サービスタイムは以上の事以外でも重要になります。例えば以前紹介した10-and-5 rightsはサービスタイムを10年以上持っていることが適用条件の1つになっています。
参考リンク
Photo BY
Minda Haas Kuhlmann
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