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ここ2MLBではFA市場が停滞傾向にあります。昨年オフもブライス・ハーパー(PHI)等の大物ですら契約が遅れました。このようにFA市場が下火なのは否めませんが、チームの戦力を大幅に向上させる選手を獲得する手っ取り早い方法なのも事実です。そこで今回は昨年のFA選手の契約を今季の活躍と照らしてランク付けした記事を紹介します。

 

11位 ザック・ブリットン(NYY)

契約額3$39M

ブリットンは三振こそ少ないですが、ヤンキースの勝ちパターンの一角として主に8回で起用されています。8月は防御率0.93とほぼ完璧で、プレーオフでの活躍も期待されます。

 

10位 アダム・オッタビーノ(NYY)

契約額3$27M

オッタビーノは昨年ロッキーズでブレイク。今季は地元のヤンキースと契約しましたが、期待以上の活躍です。BB/9の高さこそ気になりますが、イニング数を大幅に上回る三振奪取能力は健在です。fWARでもブリットンらを差し置いて、ヤンキースのリリーフ陣ではアロルディス・チャップマンに次ぐ数字を記録しています。

 

9位 ランス・リン(TEX)

契約額3$30M

リンは昨年後半から復調していました。今季は打者天国を本拠地にするTEXへ移籍しましたが、K/9BB/9共に自己ベストを更新。防御率は若干高いですが、fWARはアストロズ勢等を差し置いて両リーグの先発投手で1位となっています(FIPも両リーグ6)TEXの前半戦の快進撃を左のエースマイク・マイナーと共に支えました。

 

8位 ジョシュ・ドナルドソン(ATL)

契約額1$23M

2016年のMVPが完全復活。後半戦はNL4位の14HR10位のwRC+1504位のfWAR1.8と絶好調で、フレディ・フリーマンと共にブレーブスの強力打線の中軸として素晴らしい活躍をしています。オフにFAとなりますが、どんな条件をゲットするかも気になります。

 

7AJ・ポロック(LAD)

契約額4$55M

地区のライバルARIから加入したのがポロックです。今季も故障で長期離脱を経験しましたが、復帰後のOPS.913と復調の気配は充分です。この契約の成否を左右するであろうポストシーズンでの活躍に期待です。

 

(参考)ポロックに関しては昨日取り上げたドジャースの最新打撃練習の記事でも触れていますので、こちらもお読みください。

 

6位 マニー・マチャド(SD)

契約額10$300M

超大型契約となりましたが、今季の成績はキャリア平均を若干下回ります。それでも30HR超えは確定的で、超有望株フェルナンド・タティスJrの兄貴分存在としても頼りにされており契約の価値は充分有ると思います。来季以降本格的な勝負モードに入ると予想されるチームでどれだけ活躍出来るかが鍵になりそうです。

 

5位 チャーリー・モートン(TB)

契約額2$30M

先日のアストロズ戦では打ち込まれましたが、昨年サイ・ヤング賞受賞者のブレイク・スネルの長期離脱もあったレイズの先発ローテを支えています。防御率3.11はリーグ4位、三振数201はリーグ8位と好調を維持しており、今季レイズがWCPOに進めば、1番手を務めるのが有力です。エース級の投手をこれだけの値段で獲得出来たのはお買い得と言えるでしょう。

 

4位 ブライス・ハーパー(PHI)

契約額13$330M

FA市場で史上最高額の契約額を結んだハーパーでしたが、今季の成績は可もなく不可もなしな感じです。ただしOPSが前半戦から後半戦にかけて、.839から.936へと97ポイントも上がっており復調の兆しはあります。今季フィリーズがPOに出れるかは微妙ですが、来季以降の大爆発にも期待したいです。

 

3位 マイケル・ブラントリー(HOU)

契約額2$32M

元々コンタクト能力には定評がありましたが、故障がネックな選手でした。HOUへ移籍した今季は故障もなく健康に過ごしており、キャリアベストの打率OPSを残しそうです。長打も増えており昨年オフ最高の契約の1つに含めて良いはずです。

 

2DJ・ルメイヒュー(NYY)

契約額2$24M

昨年オフにこの契約が発表された際には内野のデプスを厚くするための補強だと考えられていました。実際に今季のルメイヒューは内野3ポジションで30試合以上に出ています。しかし最大のサプライズは長打が増加した事でしょう。今季のHR数は既に2017年と2018年の合計に達しています。MVP投票でどれくらい得票するかも楽しみです。

 

1位 パトリック・コービン(WSH)

契約額6$140M

唯一6年の契約期間を提示したWSHが獲得したのがコービンです。今季はその期待に応える活躍振りで、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグと共に強力な先発陣を形成しています。後半戦に調子を上げているWSHPO進出が濃厚ですが、コービンも含めた強力ローテがチーム初の地区シリーズ突破を助ける可能性は大いにあると思います。

 

いかがだったでしょうか。シーズン途中に契約したダラス・カイケルとクレイグ・キンブレルは選外になりました。やはり開幕前に契約する方が選手球団双方にとって良い面は多いのかもしれません。また近日今季オフのFA市場・トレード市場に関する記事も投稿予定です。そちらもお楽しみに!

 

参考:Ranking this season's top free-agent signings

 

Photo BY Scott Ableman