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今朝発表されたアストロズのサイン盗みに関して、MLB機構のコミッショナーであるロブ・マンフレッド氏の署名入りの報告書(PDF全9ページ)を全文日本語でお伝えします。
Part2では2018年シーズンと2019年シーズンの違反についての部分(PDF4ページ途中まで)です。


Part1こちら

Part3こちら

Part4こちらからそれぞれお読み頂けます。
 

 2017年から2018年のオフシーズン中に、GM会議での議論を経てコミッショナーオフィスはリプレイレビュールームとダッグアウトを接続する電話がプレーに関してのチャレンジ以外の目的で使用されないように監視されることをチームに通知しました。さらに20183月ジョー・トーリ(MLB機構のChief Baseball Officer)はすべてのクラブに文書を発行し、電子機器を使用したサイン盗みに関する禁止事項を拡大すると伝えました。

 

 関連する部分を抜粋すると以下の通りである。

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メジャーリーグ野球規則1-1は、打撃練習が開始されてからはすべての選手、クラブハウススタッフ、および機器スタッフが、あらゆる種類のトランシーバー、携帯電話、「スマートウォッチ」(Appleウォッチなど)、ラップトップなどの電話または類似の電子機器を使用または所有することを禁止しています。コンピューター、タブレット、またはダッグアウト内またはその近く、ブルペンまたは競技場で、その他の通信デバイス。MLBR 1-1は、試合の開始から30分以内にクラブハウスでそのようなデバイスを使用することも禁止しています。禁止事項の中には、ベンチまたはブルペンにいる人が電子メッセージを受信できる電子機器を使用する事も含まれます。

 

チームのリプレイルームやビデオルームでのゲームフィードを含む電子機器は、対戦相手のチームのサインを盗む目的で試合中に使用することはできません。この点でMLBR 1-1は、「状況を問わず、サインを盗んだり、チームに競争上の優位性を与えるために設計された他の情報を伝える目的で電子機器を使用することはできません」と明示しています。クラブハウスまたはチームのリプレイまたはビデオルームにある機器を試合中に相手のチームのサインを解読するために使用する事は、明確にこの規則に違反します。試合中にリプレイまたはビデオルームの機器をそのような目的で使用したことが判明したクラブ(およびクラブのスタッフ)は、コミッショナーオフィスの懲戒処分の対象となります。

 

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2018年シーズンの前にMLB機構の承認を得て、アストロズはリプレイレビューシステムをリーグ全体の多くの球場の場合と同様にダッグアウトにずっと近いビデオルームに移動させました。 調査では、2018年にアストロズの選手達がゴミ箱を叩いてサインを伝える仕組みを使用したという証拠は見つかりませんでした。しかしアストロズのリプレイレビュールームのスタッフは少なくとも2018シーズンの一部の間ライブセンターフィールドカメラフィードを使用して相手チームのサインを解読し、対面のコミュニケーションを通じてダッグアウトにサインを伝え続けていました。2018年シーズンのある時点でアストロズはリプレイレビュールームを使用してサインを盗む事を止めました。この調査では、2018年のポストシーズン期間中にアストロズが電子機器を利用してサインを解読および送信しようとする試みは発見されませんでした。

 

2019年シーズンの前にコミッショナーオフィスはサイン盗みを管理するために改訂した方針を発行しました。この方針にはルール違反が発生しないようにするために、クラブのリプレイレビュールームにコミッショナーオフィスによって派遣されたスタッフを配置する事も含まれています。(この対応は2018年のポストシーズンに始まりました)また調査により、2019年シーズンまたは2019年ポストシーズンのアストロズによるルール違反はないことが明らかになりました。

また2016年から現在まで他のチームのサインを解読するためにアストロズが上記以外の方法を使用したという事実は明らかにされませんでした。

参考:Statement of the Commissioner 
 Photo BY Neon Beer Signs For Sale