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ロッキーズのGMであるジェフ・ブリディッチがチームの主砲であるノーラン・アレナドに関するトレードの噂を沈静化させた当日に、アレナド自身が月曜日に沈黙を破り、「無礼」だとコメントを発表しました。

 

ブリディッチGMは来月アリゾナでスプリングトレーニングを行う時に、アレナドがロッキーズの選手として参加する事と少なくとも今のところ、トレードに関する交渉は持っていないという事を明かしました。

 

「シーズンが近づき、スプリングトレーニングが近づいているのでそれに焦点を合わせ始めている。」とブリディッチは言いました。 「我々はアレナドに関するトレードに関して複数のチームからオファーを受けたが、実際には何も起きていない。だからこの話題を沈静化させて、次のシーズンに向けて準備を進める。」とも付け加えました。

 

ブリディッチのコメントについて質問されたアレナドは次のようにコメントしました。「言われている事にはそれほど興味がないが、自分が無礼な扱いを受けているという事は分かっている。」

 

アレナドは、彼が使った「無礼」という言葉の意味については詳細を話すことを拒否しました。

 

アレナドは昨年2月に8$260Mの契約延長を結んでおり、残り7年間で$234Mの契約が残っています。また彼は2021年シーズンのオフに契約をオプトアウトできる権利も持っています。

 

さらにアレナドの契約には完全なトレード拒否条項も含まれています。つまり彼が望まないチームへのトレードを拒否することができます。

 

ある情報源によると、シーズン開幕前にトレードが起こる可能性は低いと考えられていましたが、同じ情報源によるとロッキーズが2020年シーズン前半に不調が続くと夏のトレード市場でのトレードの可能性が高くなるとも言われています。

 

アレナドは昨年契約延長に合意しました時には楽観的な雰囲気を漂わせていました。

 

「このチームが大好きだから、契約延長を決めたのだ。」とアレナドは語っていました。さらにその言葉に続いて「このチームは居心地が良いし、チームの若い選手達に満足している。そしてこのチームで勝つことができると本当に信じている。もしロッキーズで勝てると信じていなかったら、契約延長には同意していない。長期的にこのチームに留まるつもりだ。」とも付け加えていました。

 

しかし2017年から2年連続でプレーオフに進出したロッキーズは昨年投手陣の不調もあって7191敗と残念な結果に終わり、この結果はアレナドを失望させたようです。

 

アレナドは9月中​​旬にデンバーポストに「90敗以上を喫する事になりそうだ。契約延長を行なった時のプランでは、こんなはずではなかった。」と語っていました。

[補足]

アレナドとロッキーズの軋轢について、ESPNのジェフ・パッサンも記事を出しました。MLB30球団全てを対象として取材を行う彼らしく、他チームに関する情報も書かれていたので補足します。

 

チームが7191敗と酷い成績を残したこのオフに、ロッキーズが補強を行わないという方針を示した事にアレナドは裏切られたと感じたようです。アレナドとしては、今季勝つための戦力を整える気がないチームのエグゼクティブ達に対して不満があったと言えます。

 

またアレナドのトレードに関してロッキーズは、ブレーブス・カージナルス・レンジャーズそしてカブスとも交渉を持っていました。しかしロッキーズは先週その4チームに対して、トレードの話合いを沈静化させて行きたいと伝えました。これはトレードに関する話合いを一切行わないという事ではなく、積極的な話し合いは行わないという意味です。実際にロッキーズはこれらのチームと先週末も話合いを行なっています。

 

しかしロッキーズはこれらのチームに対してトッププロスペクトを含めるように要求しており、それらのチームに所属するエグゼクティブ達はパッサンに「馬鹿げている」や「彼ら(ロッキーズ)にアレナドをトレードする気があるとは思えない」と伝えています。

 

またロッキーズとアレナドの軋轢の背景には、それぞれの立場があるようです。ロッキーズ側としては昨年2月に契約延長を行なったアレナドにもっとリーダーシップを発揮してもらいたかったようです。一方のアレナド側は同地区のチームが続々と戦力強化に成功する中で、チームの補強が少なく今オフもMLBレベルでFA選手を1人も獲得していない事に疑問符を持っていたようです。


 

*ロッキーズにリーダーシップが欠けているという指摘は去年の秋にもありました。アレナドやブラックモンは真面目で若手のお手本になるタイプだけど、連敗中のチームの雰囲気を一変させるような存在ではないという指摘は興味深いですが、ロッキーズは契約延長前にそれを把握していなかったのかという疑問も浮かびます。

今回アレナドとロッキーズの軋轢が明らかになった事で、ロッキーズのアレナドに対する扱いが変化する可能性は大いにあると多くのエグゼクティブが感じているとパッサンは書いておりこのニュースの今後の進展が注目されます。


 

 

参考①:Nolan Arenado feels “disrespected” as Rockies GM Jeff Bridich nixes trade talks 

参考②:Nolan Arenado's ire rooted in Rockies' inactivity after 71-91 season

Photo BY: jenniferlinneaphotography