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2017
529日のナショナルズvsジャイアンツの試合で大乱闘がありました。ジャイアンツのハンター・ストリックランドがナショナルズのブライス・ハーパーに死球をぶつけて、ハーパーがそれに激昂して乱闘が起こりました。

今回はUSATODAYのボブ・ナイチンゲール記者が事故の関係者に事件後について取材しまとめた記事がありましたので,こちらを引用しながらこの乱闘を振り返りたいと思います。


今回フォーカスを当てる選手は当事者のブライス・ハーパーとハンター・ストリックランド、そして引退に追い込まれたマイケル・モースとモースと激突したジェフ・サマージャの4名です。



 


特に今回の記事で焦点を当てられているのが、この事件の結果現役引退に追い込まれたマイケル・モースです。モースは現役引退後ナショナルズの試合前分析を担うパートタイムのアナリストして生活しているそうです。実はモースは2016年シーズンを持って現役を引退しようとしていたが、GMのボビー・エバンスに引き止められて、2017年もプレイしていたそうです。だから彼自身もいつまで自分が現役で居られるかに関して、確固たる答えを持っていなかったと言います。


「あんな形で現役最後の試合を終えるなんて皮肉なもんだよね、だけどあの場面は外野から見ているような場面ではなかった。

(ニュアンス的には、彼はあそこで乱闘を止めに行ったことを後悔していないようです。)

おそらくあの脳震盪は、神様が僕に野球を辞めて家に帰りなさいと言っていたんだと思う。」

-マイケル・モース-


モースは現在脳震盪の症状は克服しているが、頭が痛い時に感じる痛みは乱闘以前より大きくなっているそうです。


次はジェフ・サマージャ(SF)です。

サマージャは乱闘でハーパーにパンチを入れようとしていたんですが、モースがハーパーの前に立ったことで、モースとサマージャが激突してしまいました。これがモースの引退に繋がりました。


モースは乱闘の後とても痛みを感じていた。それはサマージャも同じで、今年の春に首の痛みを感じていた。2人の大男(2人とも身長196センチで、合計で213kg)が勢いよく激突したわけだから(それも当然だと思う)。

ーブルース・ポーチー(ジャイアンツ監督)ー






次はハンター・ストリックランドの事件後です。


ストリックランドがハーパーに報復死球をぶつけた理由は2014年に遡ります。

プレイオフの地区シリーズでナショナルズとジャイアンツが対戦して、ハーパーはストリックランドからHRを打ちました。

その際にハーパーがストリックランドを見た事にストリックランドは腹を立てていたのです。そのリベンジとして彼は死球をぶつけたのです。


彼は幸運にも故障はなかったが、選手としての評判が地に堕ちるという形で痛みを味わうことになる。この一件に関して彼は現在も後悔を引きずっている。


「俺が彼(モース)のキャリアを終わらせたと言われていると思う。その通りで本当にモースには申し訳ないと思っている。実際の状況に関しては記者も分からないと思うけれど、あれが彼のキャリアの最後になってしまった。

乱闘は俺が個人的に引き起こしたものであれは大きな間違いだったが、事件について忘れて前に進もうとしている。」


もう1人の当事者ブライス・ハーパーはこう語っています。

「あの後すぐにモースにメッセージを送った。俺の前に立ってくれてありがとうという意味でメッセージを送った。何が起こったのかはわからなかったが、サマージャがいて血を流していた。

それからはあまり連絡をしていないが、彼がしてくれたことは常に忘れないようにしているよ。」


最後にナイチンゲール記者は実はモースは自らの身を呈してハーパーを守っただけでなく、サマージャの社会的な立場が悪化することをも救ったのではないかと書いています。


If Harper, one of the games greatest stars, was sidelined with a major injury caused by a brawl, guess who might have received the mother of all suspensions?

もし球界最高のスターの1人であるハーパーが、このような乱闘によって起こった怪我で被害を受ければ、最も重大な出場停止処分を受けるのは誰だっただろうか?


実際にサマージャももしモースがハーパーを守っていなかったら、サマージャ自身が1年間の出場停止処分を受けたかもしれないと語っています。


ハーパーはMLBでも屈指の知名度があるスーパースターで、彼が乱闘というネガティブな要因で長期離脱していたら間違いなく論争を引き起こし、MLBも批判されていたと思います。だからこそナイチンゲール記者は、モースはサマージャも救ったかもしれないと伝えているのでしょう。

最後にモースは現在の生活について「全てに満足しているよ。健康面でも問題はない。」と語っています。


ナショナルズのアナリストとしてのモースの活躍をさらに祈りたいと思います。




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https://www.flickr.com/photos/keithallison/14430556439/in/photolist-nZbnFe-eyeu92-eyeFVz-eyeVDR-juUJL9-juUK2Q-fzKsaK-fzZPzu-9J9bhd-9J8XF3-9J92t1-faKksn-faZ7uL-9J93Db-faU6EW-9J941S-9J6p8x-faU6vq-ogxtsG-nZgo2T-faDS92-faDS5V-faDSog-9J96Th-9J9hPC-faDQnp-9J6ezp-9J6gSi-uX9viT-ck3oTW-U3C8L1-bSrnnF-7pQB4R-bDvS6Y-vU33LD-ddiXu5-9J6tcz-vVfdi1-9J96b9-ddiVoA-9J6tKk-9J6ptV-vyZhqX-9J691P-9J8ZH7-9J9dhm-9J6pRg-9J9jwb-9J6mGX-9J99uJ