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MLB
の一流投手たちは例外なく決め球を持っています。アンドリュー・ミラー(CLE)のスライダーやフェリックス・ヘルナンデス(SEA)のチェンジアップなどです。

 

彼らの投げるボールの精度や威力などは、我々ファンもよく知っています。最近では、TwitterRob Friedman(@PitchingNinja)さんが毎日MLBの一流投手たちの投球動画を上げています。この方は現役のMLB選手ともTwitterでやり取りするなど、認知度が非常に高い人でもあります。Twitterをやっている人であれば、フォローしておいて損はない存在だと思います。

 

話が脱線しましたが、今回はMLBの一流投手たちが自身の伝家の宝刀である変化球について説明している
 FanGraphsの記事を紹介したいと思います。

 

今回紹介するのはザック・ブリットン(BAL)、ブランドン・マッカーシー(ATL)、ペドロ・マルティネス(BOS)の3人です。まずはそれぞれの選手の経歴を簡単に紹介します。

 

①ザック・ブリットン

ブリットンは2003年にオリオールズに入団した選手。マイナーでは先発投手として期待されていました。実際に2013年まではMLBでの登板48試合のうち46が先発でした。しかし先発としては通用せず、リリーバーに転換されて才能が開花。2016年には69試合に登板して、防護率0.54を記録するなど球界屈指のリリーバーとなりました。今季は故障があってまだ登板がありません。1番の武器はシンカーで、今回はそのシンカーの誕生秘話などを語っています。

 

②ブランドン・マッカーシー

マッカーシーは2002年にホワイトソックスに入団したベテラン投手。その後はチームを渡り歩き、現在はブレーブスに所属しています。長身から投げおろすのが特徴です。また故障が多いことも特徴で、先発投手として30試合以上投げたシーズンはキャリアを通して1回だけです。彼は今回自身が上手く投げられないと語るチェンジアップについて語ります。彼もTwitterの更新頻度が多く、中身も面白いのでフォローしてもいいかもしれません。

 

③ペドロ・マルティネス

今回の1番の大物選手です。1999年には勝利数、三振数、防御率の投手三冠王も達成しています。通算219100敗防御率2.93 三振3154と望外の実績を誇ります。もちろん殿堂入りを果たしています。日本のファンには、松井秀喜さんと対決した2009年のワールドシリーズの対戦が印象に残っている方も多いと思います。今回は彼の伝家の宝刀チェンジアップの誕生秘話や何が他の投手とは違ったのかをかなり具体的に教えてくれます。

 

それではこの3人の話をみていきましょう。

まずはブリットンからです。ブリットンはシンカーについてです。

 

①ザック・ブリットン(シンカーについて)

 

2007年にマイナーリーグの投手コーチからカッターを教わった。しかし驚くべきことに、腕の動きの関係でそのボールは全くカットしなかったんだ!

それは真っ直ぐに落ちていった、まるでシンカーのように。

コーチからはそのボールを投げ続けろと言われた。

その教えに僕は忠実に従い、投げれば投げるほど感触が良くなっていっている。

 

他の選手達がカッターやカーブを投げるように、僕はシンカーを投げている。他の選手にシンカーの投げ方を教えても誰も出来なかった。

 

シンカーの握りを他の選手に教えることは上手くいかなかったけれど、ジェイク・アリエタ(PHI)にシンカーの握りを見せた時のことは鮮明に覚えている。アリエタは実際に少しシンカーを投げてくれた。

アリエタはそれ以降あの握りで投げていないけれど、彼があの握りでもシンカーを投げられたのは彼も腕の動きが小さいからだと思う。

 

コマンドの改善には取り組んできたが、シンカーの握り方を変えたことはない。他の投手はシンカーの沈みを意図的に変えようとしているが、僕は思いのままに投げている。

 

②ブランドン・マッカーシー(チェンジアップ)

 

チェンジアップはここ2年投げていない。キャリアの初期はベストピッチだったが、昔のように投げられなくなり投げなくなった。

 

2年前にザック・グレインキーのチェンジアップを真似ようとした。

分かった事は彼のボールは回転数が非常に少ない事だ。だから彼のチェンジアップは、落ち幅が大きい。

これはフェリックス・ヘルナンデス(SEA)も同じなんだけど、どうして彼らがあんな風に全力で投げながら回転数を抑えているのかが分からない。

 

グレインキーと同じように投げているが、私のチェンジアップは回転数が2400になってしまう。それ以外は全て同じだが、彼のチェンジアップのようには私のボールは落ちない。

 

どうして回転数を減らせないかを考えていると分かったのは、投手は皆投げ方が根本的に違うということだ。コリー・クルーバーの投げ方は他の人と全然違うから、彼のような境地には行けないんだ。

 

もう一つ投球を改善させる事を難しくしているのは、1つの球種のマスターには繰り返し投げる必要がある事だ。もし1万球投げれば、グレインキーのようなチェンジアップをマスターできると思う。しかし現実にはそんなに投げ込めないから習得は容易でないね。

 

③ペドロ・マルティネス(チェンジアップについて)

 

A-のコーチは俺のチェンジアップにはもっと動きが必要だと考えていた。そこで彼はサークルチェンジを勧めてくれた。彼は、俺にはサークルチェンジを投げるだけの指の柔らかさがあると説明してくれた。

 

彼は様々な事を教えてくれた。

・指の動かし方がチェンジアップの動きを作り出す

・チェンジアップの球速を落とす方法

・ボールをより真ん中で持つ事で、コマンドを身に付ける方法

 

握りは1度も変えていない。だが投球のメカニクスは変えていった。

歳を重ねて経験を積むにつれて、身体の動かし方をより理解できるようになる。そして投球角度をより改善することで、メカニクスを良くしていった。

 

俺は周りの連中より身体が柔らかかった。指の関節を自由に動かせたから、それが自分を際立たせる存在になっていた。

 

チェンジアップは速球の質が高ければ高いほど、良くなる。速球が良くないと、チェンジアップがどれだけ優れていても打たれてしまう。


 

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