今回は現地月曜日日本時間の火曜日に開催されるドラフトの全体30位までのモックドラフトを作成しました。選手の特徴や指名予想の根拠等を書き綴りましたが、主観的な側面が強くなっているので参考程度に目を通してみてください。今年は情報チェックも遅く、来年はもっとしっかりとしたモックを作成したいなと思います。それではタイガースからです。


 1 デトロイト・タイガース

ケーシー・マイズ:RHP 

ほぼ全ての媒体がマイズを全体1位と予想している。速球、スライダー、スプリッターはいずれもプラスになれる球種で、制球力も今回のドラフトで最高なのでその評価も納得。プロ入り後結果を出せば、オフには全体TOP20のプロスペクトになれる存在。

 

2 サンフランシスコ・ジャイアンツ

ジョーイ・バート:C

今年はカレッジ野手の豊作年であり、バートはその中でも今年大きく評価を上げた選手。捕手の中では傑出した存在であり欲しいチームは多いはず。ジャイアンツはかつてバスター・ポージーを育て上げ黄金期を築いただけにバートでその再現を狙いたい。

 

フィラデルフィア・フィリーズ

アレク・ボウム:3B

長い再建期を経て今季は好調。マイナー傘下はシクスト・サンチェスを筆頭に投手は多いが、野手は少し薄い。ボウムとマドリガルで迷ったが、本来は2Bのスコット・キングリーと長期契約を結んだこともありボウムと予想した。

 

シカゴ・ホワイトソックス

ニック・マドリガル:2B

今季も苦戦しているが、マイナー組織の層の厚さはMLB屈指。マイケル・コペックやデーン・ダニングら投手が多いだけに野手を指名すると予想する。二遊間にはティム・アンダーソンとヨアン・モンカダがいるが、センターラインの選手はトレードチップとしても効果的だと思うので、マドリガルはフィットするはず。

 

シンシナティ・レッズ

マシュー・リベラトーレ:LHP

今季は地区で四強一弱の構図の弱を担っている。再建は長期化しそうなので、高校生を指名して長期的な再建の軸にしたい。リベラトーレは、上位先発になるポテンシャルがある一方で現時点でも十分に磨かれていて他の高校生投手よりリスクは低いはずだ。

 

6 ニューヨーク・メッツ

トラビス・スワゲッティ:OF

開幕直後は良かったが、最近は下降気味。マイナー組織も盤石ではなく、チームは転換期に差し掛かっているのかもしれない。チームは外野手のプロスペクトが少なく、既にある程度完成された外野手のスワゲッティはフィットすると思う。

 

サンディエゴ・パドレス

カーター・スチュワート:RHP

チームは今季も下位に低迷しているが、マイナー組織の評価は上々で近いうちに勝負モードに移行する可能性も十分。去年もマッケンジー・ゴアを指名したが今回もポテンシャルの高い高校生を指名する可能性は高いと予想する。スチュワートはカーブの評判がとてもいい選手で、しかも若干契約金を浮かせられるはず。フィル・ヒューズのトレードでドラフト全体74位指名権を得ていてそこに契約金を回すことも可能だろう。

 

アトランタ・ブレーブス

ジャレッド・ケレニック:OF

ブレーブスはドラフトで注目のチームの1つ。昨秋の騒動でチーム傘下のマイナー選手10名以上が他球団に移籍したことで、マイナー下層の選手層は薄くなった。そのために今回のドラフトでは、積極的に高校生を獲得してマイナー下層を強化すると予想する。傘下は野手より投手の方が充実しているので、ここは野手のケレニックを指名すると予想した。

 

オークランド・アスレチックス

ブレイディ・シンガー:RHP

今季はリリーバーを揃えたりと台風の目候補として挙げられたりもしたが、まだ完全に勝負モードに移行したとは言えない状態。ドラフトの指名選手を予想するのが難しいチームではあるが、この位置までシンガーが残っていれば彼を指名するのが一番良い選択になるだろう。大学の先輩であるAJ・パクと左右のダブルエースに成長してもおかしくない。

 

10 ピッツバーグ・パイレーツ

ライアン・ウェザーズ:LHP

投打の柱アンドリュー・マッカッチェンとゲリット・コールを放出して苦しむかと思われたが、予想以上に好成績を収めている。ドラフトでは高校生の指名予想が多く並んでいる。ウェザーズもソリッドなタイプで、高校生にしては完成度が高い印象を受ける。

 

11 ボルティモア・オリオールズ

ジョナサン・インディア:3B
今季は先発ローテーションを強化したが、打線が湿っていて低迷している。オフにマニー・マチャドがFAになることも合わせて時代の転換期を迎えつつある。マイナー組織も評価は低く再建には時間がかかるかもしれない。インディアは今季強豪フロリダ大学で成績を大きく向上させている。学年が上がるにつれて、適応しており、MLBでも活躍できる選手だと思う。実際にはTOP10以内に指名される公算が高い。

 

12 トロント・ブルージェイズ

ローガン・ギルバート:RHP

最近は調子が下降気味で、夏のトレード市場でも売りに回ると予想されている。マイナーにはブラディミール・ゲレーロJrとボー・ビシェットの他球団が羨む2人のプレミアプロスペクトが控えているが、投手のプロスペクトの層が薄いので、先発有望株を獲得したい。ギルバートは速球の球速が低下していたが、最近は戻ってきているそうでこの順位に見合う選手だと思う。

 

13 マイアミ・マーリンズ

ノーラン・ゴーマン:3B

チームのオーナーが変わり、オフにはチーム解体を実行していて今年のドラフトの指名選手を予想するのも難しい。マイナー組織の構築もこれからで、ポテンシャルの高い選手を指名して次代のジャンカルロ・スタントンを育てたい。ゴーマンは今回のドラフトで1番のパワーが売りで、スケールの大きな選手になれる存在。8位のブレーブス予想が多いので、現実的には13位まで残らない可能性も高い。

 

14 シアトル・マリナーズ

スティール・ウォーカー:OF
今季は好調を維持していて地区優勝は厳しいかもしれないが、十分にプレーオフ進出には狙える位置にいる。マイナー組織の層は薄く、戦力的にもここから2,3年以内に最低でもプレーオフに進出したい。それを考えると、ハイシーリングな選手よりもある程度完成度が高い大学生選手を獲得するのではないかと予想する。大学生で残っている選手からベストな選手を指名するのもアリだが、契約金を浮かせるために予想順位より低い選手を指名するのも面白いかもしれない。

 

15 テキサス・レンジャーズ

グレイソン・ロドリゲス:RHP

今季は故障者の続出もあって非常に苦しんでいる。マイナーに目を向けても中々状態が悪く、再びコンテンダーに戻るには時間が必要だろう。そう考えれば今回のドラフトでは将来のエース候補となるロドリゲスを指名するのは悪くない選択肢だと言える。ロドリゲスはテキサスの高校に通っている地元選手でもあり、この春に速球の球速が上がり一気に注目度が上がっている。

 

16 タンパペイ・レイズ

コナー・スコット:OF

今年は本格再建に踏み込んでいる。チーム全体では好調ではないが、ブレイク・スネルが活躍していてポジティブな要素も多い。マイナーにもブレント・ハニーウェルやアンソニー・バンダなど投手が多く数年後には投手王国を築いているかもしれない。スカウト部長が最近変わったこともあり今回のドラフトで誰を指名するのかは注目。予想では高校生の名前が多く見られている。スコットは5ツール候補生でポテンシャルは高い。

 

17 ロサンゼルス・エンゼルス

コール・ウィン:RHP

エンゼルスは昨年オフに野手を補強して、今季は優勝争いに参戦している。またマイナーにもケビン・マイタンが加わり少し層が厚くなったが、投手が不足している感は否めない。そのため今回のドラフトではMLBの先発投手陣がFAになるタイミングで、彼らに変わる先発投手を獲得したい。

 

18 カンザスシティ・ロイヤルズ

トリストン・カサス:1B

ワールドシリーズ制覇に貢献したロレンゾ・ケインやエリック・ホズマーが抜けていよいよ本格的に再建が始まった。ただしチームのマイナー組織は最低レベルで、再び強固なマイナー組織を構築するためには時間がかかるだろう。今回のドラフトではかつてのホズマーのような高校生を指名して再建の土台にしたいところだ。カサスは長打力も高くそれに該当する選手なので、彼を予想する。

 

19 セントルイス・カージナルス

ジャクソン・カウワー:RHP

マイケル・ワカやジャック・フラハティなど大学出身の投手を育て切るのがうまいイメージのあるチームで、カウワーはその系譜に続けると思う。サードピッチは磨く必要があるが、MLBで先発2、3番手を務められる存在になるだろう。

 

20 ミネソタ・ツインズ

ニック・シュネル:OF

この辺りから指名予想も難しくなる印象を受ける。ツインズはツールのバランスが良い選手を好むイメージがあり、シュネルはピッタリな気がする。シュネルはパワー面はまだまだだが、打撃センスや守備など全体的にまとまりがいい印象。

 

21 ミルウォーキー・ブリュワーズ

ノア・ネイラー:C

チームは現在絶好調。マイナー組織も30球団屈指でこれから数年は勝負モードが続くはず。そうなればトレードの駒にすることも考えて、ハイシーリングな高校生を確保するのが面白いのではないかと思う。ネイラーは強打の捕手に成長する可能性もあるし、捕手としては無理でも他のポジションに移れるだけの打力を身につける可能性もあると思うし予想する。

 

22 コロラド・ロッキーズ

イーサン・ハンキンス:RHP

非常に予想が難しかったピック。ハンキンスは故障が無ければ全体1位も狙えた逸材で、速球の球威は文句なし。時間をかけて変化球を磨けばエースになれる。本拠地の高地でも支配的な投球をする選手を見たいという希望込みで予想する。

 

23 ニューヨーク・ヤンキース

クマー・ロッカー:RHP

ここも非常に予想が難しいが、高校生の選手の使命予想が目立っている。ロッカーは筋肉質で変化球の磨き方次第だが、将来はルイス・セベリーノのようになってもおかしくないと思う。ただしヤンキースは近年ドラ1の選手が多くトレードに出されている。

 

24 シカゴ・カブス

シェーン・マクラナハン:LHP

速球は100マイルも記録するが、コントロールが悪く大きく予想順位を落としている。将来的には先発は厳しいような気もするが、リリーフとしてはジョシュ・ヘイダーのようなトップクラスに成長するかもしれない。

 

25 アリゾナ・ダイヤモンドバックス

ブライス・テュラング:SS

将来の正ショート候補。スピードが最大の武器だが、ずば抜けたツールがあるタイプではない。上手く成長すれば長年MLBのレギュラーを晴れるだろうが、控えの野手レベルで止まる可能性も十分にありそうな気がする。

 

26 ボストン・レッドソックス

ライアン・ロリソン:LHP

今季は去年より成績を落としていて、評価も下げている。タイプ的には先発2,3番手になるのが理想。ただし20番以内に指名されると予想しているモックも多く、今回の順位は低すぎるかもしれない。カーブが1番の武器だが、カーブを変化球のメインとして成功している先発投手がMLBに少ないのが個人的には引っかかる。

 

27 ワシントン・ナショナルズ

メイソン・デナバーグ:RHP

ナショナルズは故障している選手やサインが難しい選手を狙う傾向がある(去年のセス・ロメロも素行不良が目立っていた)。デナバーグはフットボールもプレイしていて、大学進学の目も十分考えられる。そこを考慮すると他球団が敬遠してナショナルズが指名する展開はありそうだと思う。

 

28 ヒューストン・アストロズ

パーカー・メドウズ:OF

兄はパイレーツのオースティン・メドウズ。ドラフト時にジョシュ・ハミルトンとも比較されてパワー面の期待も高かった兄と比べると弟はパワーはない。ただそれ以外は割と似ている気がする。この春に評価を大きく上げている選手。

 

29 クリーブランド・インディアンス

コール・ウィルコックス:RHP

MLB.comのランキングではハンキンスより上の選手。ハンキンスやロッカーと比較すると地味だが、ポテンシャルはエース級。持ち球は速球、スライダー、チェンンジアップ。

 

30 ロサンゼルス・ドジャース

ジェイムソン・ハンナ:OF

アスリートタイプで俊足の選手。センターに残れるはずで、守備も期待できる。ダラスパプティスト大学初のドラフト1位指名選手になってほしいとの期待も込めてドラフト1位の最後のピックとして予想する。

[加筆]

個人的に気になっている選手を数名紹介したいと思います。

①ティム・ケイト:LHP

角度があり打者から見えにくい速球とカーブ、チェンジアップを持ち球とする。特にカーブは今年のドラフトでも有数のレベル。身長の低さで将来性を疑問視されることもあるが、個人的にはそれは重要ではないと思う。

 

JT・ギン:RHP

豪速球が売り。この春には99マイルを計測したとも。カーブとチェンジアップも投げるが、将来性は高そうでドラフトでは2巡目前半で指名されるのではないかと予想。

 

③ナンダー・デ・セダス:SS

出身アカデミーが同じ大物にはあのフランシスコ・リンドーアもいる選手。同じショートでもあるので、リンドーアとは自然と比較されている。将来的にはスピード不足を理由に3Bの線もあるが、個人的にはショートして大成して欲しいと思う。

 

④セス・ビール:DH

今季は打撃不振で評価を下げているが、元々は評価が高かった選手。ただしスピードの評価が低いこともあって守備はあまり期待できなさそう。現状のMLBDH専門が少ないことを考えても、指名順位は結構低くなりそうな気がする。

 

⑤トリスタン・ベック:RHP

スタンフォード大学所属で昨年はヤンキースに指名された。速球派よりは技巧派だろうが、今季のリーグ戦でK/9BB/9も悪化しているので早めの指名は厳しいと思う。眼鏡をかけているが非常に似合っている。チームメイトのクリス・ブビックも上位指名候補。



*感想
以上TOP30の予想でした。本格的にモックを作成するのは初めてで大変でしたが、やりがいはありました。 とにかく火曜日の朝が今から楽しみです。