
2020年のトレードデッドラインをまとめます。
出来るだけ早く更新しようと思いますが、遅くなる場合もあるのでそこはご了承ください。
【パドレス獲得】
①マイク・クレビンジャー
②グレッグ・アレン
③後日指名選手
【インディアンス獲得】
①オースティン・ヘッジス
②ジョシュ・ネイラー
③カル・クアントリル
④ガブリエル・アリアス
⑤ジョーイ・カンティーロ
⑥オーウェン・ミラー
先日の規律違反もあり放出候補として挙がっていたクレビンジャーを獲得したパドレスが先発ローテーションの強化に成功。またアレンは大学時代を過ごしたサンディエゴのチームに移籍することに。一方のインディアンスは貧打に苦しむ中で打線の刺激になりそうなネイラーを獲得。ネイラーの加入に伴いドミンゴ・サンタナがDFAとなりました。ネイラーは主にレフトを務める予定とのこと。また元々は先発だったクアントリルに加えてパドレス傘下でそれぞれ7位、9位、11位のプロスペクトの獲得にも成功しています。特にアリアスは来年オフにFAとなるリンドーアの後継候補になりうる存在との事で期待できそうです。今回のトレードでパドレスはアクティブロースターに生え抜き選手がゼロになりました。
【ブルージェイズ獲得】
①ロビー・レイ
②金銭
【Dバックス獲得】
①トラビス・バーゲン
レイは今季MLBダントツの31四死球を出すなど大不振で選手としての価値は下がっていました。ただし不調の原因はデリバリーをオフに変えたことも関係しているようで、最近の登板ではそれを修正してきているらしいので期待できるかもとの情報もあります。
【アスレティックス獲得】
①マイク・マイナー
【レンジャーズ獲得】
マイナーは調子が良くないですが、直近のドジャース戦で好投したことも評価されたようで先発投手を探していた同地区のアスレティックスが獲得。またリリーフ経験があるので最悪ブルペンに回すという選択肢もありそうです。
レンジャーズが獲得したプロスペクトは二人とも2019年のドラフトで指名された選手で、スミスはアスレティックスで19位にランクする選手です。
【マーリンズ獲得】
①スターリン・マーテ
【Dバックス獲得】
①ケレイブ・スミス
②ハンベルト・メヒア
③後日指名選手
2003年以来プレーオフから遠ざかっているマーリンズが買い手に回った歴史的な?トレード。マーテに関してはDバックスが来季のオプションを行使しないことを決めた上で売り込みをかけていたようです。スミスは今季はほとんど投げていませんが、昨年はイニング数を上回る三振を奪うなど実力派で即戦力としても期待できます。そこにプロスペクトのメヒアも獲れたのでDバックスも満足度は高いと思います。
【ブルージェイズ獲得】
①ジョナサン・ビアー
【マーリンズ獲得】
マーリンズは上記トレードでマーテを獲得しながらビアーを放出するという一見不思議な動きに見えますが、実はこれには裏があります。先日シーズン辞退を発表したイーサン・ディアスが復帰を決めたので、ビアーの後継のセカンドを確保したためビアー放出に踏み切ったようです。
マーリンズが獲得したコーナインはマーリンズで長年プレーしたジェフ・コーナインの息子にあたる選手で、2015年にはマーリンズからドラフトで指名された事もあります(契約せず)。
【ロッキーズ獲得】
①ケビン・ピラー
【レッドソックス獲得】
①後日指名選手
②海外FAボーナスプール
今季のピラーは対左投手にOPS.794とまずまずの成績を残しており定評のある外野守備と共にロッキーズの野手の底上げを図る補強になりました。
【フィリーズ獲得】
①デビッド・フェルプス
【ブルワーズ獲得】
①後日指名選手
フェルプスは2012年から2014年の間に現在フィリーズの監督を務めるジラルディ監督のもとで投げていました。ブルペン再構築が不可欠な状況で監督と縁のある選手を獲得できたのはチームにとっても大きな補強と言えそうです。
【カブス獲得】
①アンドリュー・チャフィン
【Dバックス獲得】
①後日指名選手
ここまで防御率5.42とチームの弱点だったブルペンの選手をカブスが獲得しました。一方のDバックスはレイ、マーテに続いて3人目の放出となり完全に売り手に回る意思を示しました。
【カブス獲得】
①ジョシュ・オシック
【レッドソックス獲得】
①後日指名選手
チャフィンに続きカブスがブルペンを補強。オシックは対左打者の成績がまずまずでブルペンの層を厚くするという意味では良い補強かと感じます。
【カブス獲得】
①キャメロン・メイビン
【タイガース獲得】
カブスがベテラン外野手のメイビンを獲得。おそらく控えになるかと思われますが、ワールドシリーズ出場経験もある選手で経験値は申し分ない選手です。
【レッズ獲得】
①ブライアン・グッドウィン
【エンゼルス獲得】
②後日指名選手
ノートンはレッズ14位のプロスペクトです。
【レッズ獲得】
①アーチー・ブラッドリー
【Dバックス獲得】
カブス同様ブルペンの防御率が5.48と壊滅状態だったレッズが駆け込みでクローザー経験もあるブラッドリーの獲得に成功。
【メッツ獲得】
①ロビンソン・チリノス
②トッド・フレイジャー
【レンジャーズ獲得】
①後日指名選手
フレイジャーはたった半年でメッツに復帰する形になりました。
【メッツ獲得】
①ミゲル・カストロ
【オリオールズ獲得】
カストロは今季好調でここまで15.1イニングで24三振を記録しています。スミスはメッツで12位のプロスペクトです。
【ブルージェイズ獲得】
①ロス・ストリップリング
【ドジャース獲得】
①後日指名選手
昨年オフにも一時はエンゼルスへのトレードが報じられたストリップリングが遂にドジャースを離れる事になりました。ドジャース側としては今季4試合に先発して防御率0.51のトニー・ゴンソリンを先発ローテーションで継続的に起用したい意図がありました。一方でブルージェイズはマット・シューメイカー等の故障もあり先発投手を充実させたい意図がありトレードが成立しました。
【パドレス獲得】
①テイラー・ウィリアムズ
【マリナーズ獲得】
①マット・ブラッシュ
パドレスが再びマリナーズから選手を獲得。ウィリアムズは今季13.2イニングで19三振を奪っています。
ブラッシュは2019年のドラフト4巡目指名でパドレスに入団したプロスペクトです。
【今回まとまらなかったトレード】
実はレッドソックスとレンジャーズの間でネイサン・イオバルディとルーネル・オドーアのトレードの話し合いが行われていたようですが、残念ながら折り合わず。お互いの年俸負担を軽くする意図があったようです。
今回のトレード市場最大の目玉だったランス・リンに関してはドジャースが興味を示していましたが、残念ながらこちらもまとまらなかったようです。
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Eric Drost