MLBの読み物

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カテゴリ: 翻訳記事

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どうもこんばんは。
今日は大きなトレードがありました。それを中心に今日のトレードを振り返ります。

 

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CLE獲得

ヤシエル・プイグ(OFMLB)

フランミル・レイエス(OFMLB)

ローガン・アレン(LHPAAA)

ビクター・ノバ(IF/OFRk)

スコット・モス(LHPAA)

CIN獲得

トレバー・バウアー(RHPMLB)

SD獲得

テイラー・トランメル(OFAA)

 

CLEの視点

インディアンスはチーム総得点と総HRがリーグ10位と打線の底上げが急務でした。投手陣は今季も安定しており、打線さえ上がってくれば地区優勝も十分狙える状況です。そこにパワーが自慢のプイグとレイエスを獲得できたのは非常に大きいと思います。

一方で気になるのがバウアー放出で投手力の弱体化でしょう。しかしこちらも私は楽観的に捉えています。投手陣は全体で現在FIPがリーグ2位、K%がリーグ4位と強力です。さらに特筆すべきはこの数字を昨年までの主力だったクルーバー、クレビンジャー、カラスコが長期離脱しながら達成している点です。さらに実力派のダニー・サラザーもリハビリ登板を始めており、彼らが戻ってくれば投手陣へのダメージはかなり抑えられるのではないでしょうか。そう考えれば投手陣へのマイナスより野手陣へのプラスが勝ると思います。

さらにプロスペクトを一切放出しなかった点も含めてかなり良いトレードだと思います。ただしプイグは今季オフにFA、レイエスはDHが最適ポジションで他の若手の将来は読めない点を考慮すると仮にPO進出を逃すようなことがあれば多くの批判を受ける事は避けられないでしょう。

 

CINの視点

レッズは現時点でWCまで6.5ゲーム差と今季のPO進出は少し厳しい立場です。しかし来季までルイス・カスティーヨとソニー・グレイにバウアーが加わったローテは地区内トップクラスですし、今季は昨年打線を支えたスクーター・ジェネットも精彩を欠いている事を考慮すると来季は地区本命になる展開も充分あり得そうです。放出したトランメルは良い選手ですが、今季は停滞感もあるのでバリューが下がった後に放出するよりはここで出すというのは大いにアリだと思います。またプイグに関しても最近はようやくエンジンがかかって来たのか好調ですが、今季の勝負を諦めるならFA保障でドラフト指名権貰うよりバウアーを獲得した方が合理的だと思うのでこちらも理に適っていると感じます。

懸念すべき事項としては、バウアーが成績低下→価値の低下→チームも低迷という負のスパイラルに陥ることでしょうか。ただここ数年のバウアーを見ているとこれは余計なお世話かなとも思います。

 

SDの視点

恐らく多くのファンは、今季既に27HRを放っているフランミル・レイエスとデビュー済みのローガン・アレンを出してトランメルしか獲得できなかった事に驚いたと思います(私もそうです)。ただファンでもない私がパドレスを批判するのもお門違いですし、本稿ではこのトレードをポジティブに見てパドレスの狙いを考えたいと思います。

確かにトランメルは今季若干伸び悩みを感じますが、まだ21歳でAAでプレイしている時点で早熟ですしここから優れた選手になる可能性はかなり高いと思います。去年のフューチャーズゲームでHRを放つなどスター性も十分で、近い将来パドレスに貢献できるでしょう。

一方レイエスはパワーに特化した選手で、守備は今季のDRS-9と悪く走塁面での貢献もほぼ期待できません。昨今のHR激増状態では、HRを打てるだけでは他の選手との差別化が難しいと言えます。昨年アストロズでチーム内2位のHRを記録したエバン・ギャティスが未だにFA状態というのはそれを象徴しています。

さらにアレンもMLBデビューは飾りましたが、実力的には微妙な感じがありMLB定着には疑問符がつきます。パドレスは投手にも有望株を多く抱えていますから、アレンに十分な出場機会を保証することも簡単ではないでしょう。この状況でマイナーで待機させる事は、本人にとってもチームにとっても不幸な結果につながる可能性が大です。そう考えれば2人の価値は今がピークになる可能性も十分ある訳で、将来チームでの立場を保証できない2人に変えてレッズのトッププロスペクトを取ってくるのは賢い動きにも思えてきます。

 

ATL獲得

クリス・マーティン(RHPMLB)

TEX獲得

コルビー・アラード(LHPAAA)

 

ATLの視点

ATLはブルペンが明確に弱く、FIPNL12位、BB/9NL最下位と中々の崩壊具合です。今日の試合も暫定クローザーのルーク・ジャクソンが1回3失点と今年のブルペンの弱さを象徴していました。そんなチーム状況を考慮すると、今季ここまでBB/9 0.95K/BB 10.75のマーティンは適任者と言えるはずで良い補強だと思います。

 

TEXの視点

今季キャリアベストのシーズンを過ごしていて、FAQOを出す可能性が限りなく低い選手と引き換えに有望株を獲得したのは悪くない印象です。ただしアラードは速球の球速がかなり遅いので、打者天国を本拠地にするレンジャーズでどれだけ活躍できるかは未知数ですが。

Photo BY Erik Drost  

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オールスターも終わり、MLBは夏の一大イベントトレード期限を迎えます。今季からトレード期限が7月に一本化された事で、各チームが慎重に動いていることもあるのか例年以上に動きはゆっくりだと言えます。そこで今回は今年のトレードデッドラインの各トレードについて簡潔に紹介していきたいと思います。

 

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フィリーズ獲得:ジェイソン・バルガス(LHPMLB)

メッツ獲得:オースティン・ボサート(CAA)

 

フィリーズの目的
バルガスは4月こそ防御率5.75で不調でしたが、5月以降は防御率3.53でシンダーガード、ウィーラー、マッツより良い数字をマーク。一方フィリーズはエースのノラが復調しましたが、ローテに入っているエフリンとベラスケスが直近6試合でそれぞれ防御率10.465.00と苦しんでいました。その意味で計算が立つバルガスの獲得はプラスに働くでしょう。メッツが獲得したボサートの今季の成績はOPS.638で盗塁阻止率は35%。フィリーズは正捕手JT・リアルミュートとの契約延長も十分ありそうなので、その場合は活躍の機会が限定されるマイナー上層の捕手を使ったトレードは良い選択だと思います。

 

メッツの目的
バルガスの来年のオプションのバイアウトが$2Mであり、こちらはフィリーズが負担します。週末に加入したマーカス・ストローマンは来年の年俸が上昇するはずで、今回浮いたお金をストローマンに回す事を想定した動きだと思います。

 

ブルワーズ獲得:ジョーダン・ライルズ(RHPMLB)

パイレーツ獲得:コディ・ポンス(RHPAA)

 

ブルワーズの目的

ブルワーズはローテを支えてきたブランドン・ウッドラフやヨーリス・チャシーンが相次いで故障者リストに入り、先発投手が必要な状況でした。ライルズは今季先発した初めの8試合の防御率1.89に対し、その後の9試合の防御率は9.57とジキルとハイドの気分を味わうシーズンとなっています。ただしその期間のBABIP.400と滅多にお目にかかれないような数字であり、開幕時までとは行かなくともある程度の復調は期待できるはずです。

 

パイレーツの目的

獲得したポンスは今季FIP2.58K% 27.5%と三振を奪えるリリーフ投手であり、近い将来MLBでその姿が見られる可能性は十分あるでしょう。アンドリュー・マッカッチェンを放出して獲得したカイル・クリックのようにライルズで将来のブルペンの層を厚くできる選手を獲得できたと考えれば、決して悪くないトレードでしょう。

Photo BY Ian D'Andrea  

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シーズン開幕から1ヶ月が経過しましたが、パドレスが好調を維持しています。2006年以来実に13年間プレーオフから遠ざかっているチームですが、現在1815敗で地区3位につけています。この調子がどこまで続くかは誰にも分かりませんが、間違いなく言えるのはパドレスの再建が終わりに近づいているという事でしょう。

 

今季のパドレスと昨年のパドレスの最大の違いは何でしょうか?FAを経て今季から加入したマニー・マチャドはもちろんですが、MLB30球団の中でも屈指の層の厚さを誇るマイナーから昇格を果たしたクリス・パダックとフェルナンド・タティスJrでしょう。今回はそんなパダックとタティスがパドレスに加わった奇跡の1ヶ月についての記事を紹介したいと思います。

 

今回紹介する記事はMLB公式サイトのパドレス担当AJ Cassavell 氏の45日の記事です。

 

まずパドレスの2010年代を簡単に振り返ってみます。

2010年にはエイドリアン・ゴンザレス(BOSLAD)が打撃陣を牽引し、プレーオフ進出に迫りました。6月中旬から9月中旬まで約3ヶ月間地区首位にいましたが、最後に逆転されてプレーオフ進出を逃します。

このシーズンの後にゴンザレスを放出。スタメンでOPS.750を上回る選手がゴンザレス以外にいなかったチームはその後低迷を始めます。

その後2015年にジャスティン・アプトン(LAA)やクレイグ・キンブレル(FA)を補強して再び勝負モードに。しかし前年より勝ち星を3つ減らすという最悪の結果に終わります。

 

2016年のパドレスは再建モードに戻り、5月を終えた時点で首位とゲーム差12.5で最下位に沈みます。これだけの差がありプレーオフ争いが現実的ではなかったパドレスは、早々に6月に入った段階で選手の放出を始めます。まさにこの6月からが奇跡の1ヶ月になるのです。それでは奇跡の1ヶ月をみていきましょう。

 

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【国際アマチュアFA】
ルイス・パティーノ、エイドリアン・モレホン、ジェイソン・ロザリオ、テュクピタ・マルカノ、ティルソ・オルレナスと契約

 

恐らくコアなパドレスファン以外にはそれほど馴染みのない選手も多いでしょう。この5人はパドレスが国際アマチュアFAで契約した選手です。パドレスが彼ら全員と契約できた理由は3点。

1)金満球団が2016年の国際アマチュアFAで使える金額が制限されていた

2)2016-2017年は最後に国際アマチュアFAで一気に大金を使える1年だった

3)オーナーが大金を使う事を許可した→パドレスは他のチームの2倍以上国際アマチュアFAに投資した

 

現在MLB公式サイトのプロスペクトランキングでそれぞれ

パティーノ 6

モレホン  7

オルレナス 16

マルカノ  21

ロザリオ  22

となっています。

 

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【トレード】

ジェームズ・シールズ⇔フェルナンド・タティスJr+エリック・ジョンソン

 

2016年シーズンで好調だったホワイトソックスは、先発投手の層が薄く穴を埋める選手を探していました。そこで彼らが目をつけたのがシールズでした。

初めはタティス放出に及び腰だったホワイトソックスでしたが、パドレスがシールズの年俸を半分以上負担する事でタティス放出を認めてトレードが成立。

タティスの現在の活躍は読者の皆さんも周知の通り。過去10年最高のトレードになるかもしれません。

 

69日—10

【ドラフト】

エリック・ラウアー、ジョーイ・ルケッシ、カル・クアントリルらを指名

 

今季のパドレスの先発ローテは若い投手達で構成されています。そのローテを開幕から支えるラウアーとルケッシ、さらに今週デビューしたクアントリルまでも同じドラフトで指名しています。これだけの才能を多く指名できた理由は、ドラフト上位指名権の多さです。これは前年のオフにアプトンやイアン・ケネディがFAで他球団に移籍した補償を受けてのものです。前年の大補強が意外な結果で報われる形になりました。

 

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【トレード】

フェルナンド・ロドニー⇔クリス・パダック

 

クローザーを探していたマーリンズと開幕から無失点を続けたロドニーの放出先を探していたパドレスの意図が一致。パダックはパドレス移籍後にトミージョン手術も経験しましたが、昨年マイナーで圧倒的な投球を見せて一躍トッププロスペクトに。STでも存在感をアピールして、MLBで開幕デビューを飾ります。開幕後もルーキーとは思えぬ投球を続けています。

 

以上4件の動きを見てきましたが、現在の25人ロースター内の先発4(パダック、ラウアー、ルケッシ、クアントリル)+タティスJrが1か月でチームに一気に加わった訳ですから驚かざるを得ません。さらにマイナーに控えるパティーノやモレホンがここに加わる可能性もある訳ですから、将来的にはチームの25人のうち半数近くがこの1ヶ月でパドレスに加わった選手で構成されるかもしれません。近い将来のパドレスが楽しみです。

Photo BY
brian wallace 

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いきなりですが、下のアストロズの有望株J.B.ブカウスカスの投球動画をご覧ください。この動画と他の投手のブルペンでの投球練習との違いにお気づきになりましたか?


 そうです。ブカウスカスの後ろに青いカメラが設置されています。このカメラこそが現在アメリカ・メジャーリーグの各球団が導入しているハイテク機器です。

 

次にこちらも見てみてください。こっちはエンゼルスのトレバー・ケーヒルの投球練習の動画です。マウンド少し前方に何か機器が設置されています。


 

今回の記事ではこの2つのMLBの投手達のトレーニング方法や試合への準備を大きく変化させうるハイテク機器について紹介したいと思います。今回も参考にするのはこの方MLB公式サイトのマイク・ペトリエッロ(Mike Petriello)氏の記事です。

リンクはこちら

 

 

———このハイテク機器の名称は?———

 

これら2つのハイテク機器はそれぞれエッジャートロニック(Edgertronic)社製のハイスピードカメラとRapsodo社製の3Dトラッキングシステム 「Rapsodo Baseball」です。

 

———これらの機器で何が出来るのか?———

これら2つの機器で出来る事は微妙に異なります。

 

Edgertronic1秒間の映像を1000分の1に細かく分解して、超スローモーションの動画を作成する事が出来ます(動画ですが、実際にはほぼ画像の連続です)

投手の投球動画を超スローモーション再生する事で、投手のボールの握りや実際のボールの回転そしてボールの変化を従来のカメラよりも遥かに詳細に分析できます。

 

このように肉眼で捉える事が到底できない分析が可能になる事で、投手は自身のボールをより効果的にするためにはどうすればいいかを瞬時に知る事が出来ます。さらに副産物として、予想外に上手く変化したボールの動きやグリップを再検証できる効果も期待されています。

 

ベースボール・アメリカのJJ・クーパーによると、今年2019年のSTでは実に28球団がこのカメラを採用しているようです。下にツインズのトレバー・メイがTwitterに投稿していたEdgertronicの超スローモーション映像を貼っておきますので、見てみてください。


 

 

Rapsodo Baseballでは投手が投げた全てのボールを解析して、球速、回転数、変化量、回転軸等の情報を瞬時に提供します。そして得た情報をタブレットの専用アプリで共有して投球を改善していきます。

 

Rapsodo Baseballについてはより詳しい動画がありますので、こちらを参照ください。

下にはドジャースのケンリー・ジャンセンが実際にタブレットを見ている瞬間が捉えられています。 


 

 

———新たな機器投入による付随効果———

最新鋭の機器が投入される事で、良い面は多いですが同時に問題やトラブルも少しあります。

 

まず1つ言えるのは、球団間で最新機器の投入スピードが異なる点。昨年の夏にマニー・マチャド(SD)やジョナサン・スコープ(MIN)と交換でオリオールズに移籍した有望株のディーン・クラマーとルイス・オルティズは、以前の所属球団で受けていたハイテク機器がオリオールズには無かったので戸惑ったとコメントしています。

結果的にオリオールズでは昨年ベテラン右腕のアレックス・コブの進言によりこれらの機器が購入されたようです。

 

次に、急速なハイテク機器の使用法を選手に説明して利用してもらう事の難しさです。小さい頃から野球を続けてきた選手が最新の情報に必ずしも納得できるかは個人差があります。トレバー・バウアー(CLE)のようなタイプは受け入れてどんどん最新機器を取り入れています。

 

一方で急速な機器の発達に戸惑う選手もいます。そんな選手達に、データの重要性や解釈の仕方を手ほどきするスタッフ・コーチも現在急増しています。彼らは元野球選手や大学野球の投手コーチ等様々なバックグラウンドを持っており、従来のコーチ像とは一線を画しています。

 

これは元記事には掲載されていない話ですが、この分野でもアストロズは先進的です。傘下のマイナー各チームに、選手にデータ活用の方法を説く指導者を他球団より先駆けて配置しています。その中には日系人の方も含まれています。

 

 

———最新鋭の分析のメッカ アストロズ ———

最後にこれらハイテク機器を他球団より先に導入していたチームについても触れておきましょう。

そう、アストロズです。前述のEdgertronic2年前2017年に導入していたチームはアストロズだけでした。彼らは秘伝のレシピを持っているように、移籍してきた投手の才能を引き出します。バーランダーも移籍後にハイスピードカメラを利用して、投球を改善しています。現在アストロズで経験を積んだ人材が、他球団に移籍し始めています。そうして彼らの先端的なアイデアが広がりを見せていますが、他球団を出し抜く様子は抜かりなくまた新たな最新鋭の武器を用意するでしょう。

 

そして2017年時点でEdgertronicを個人単位で購入していた唯一の現役選手がトレバー・バウアーでした。彼はその後成績を伸ばしており、改めてその研究好きな一面が強調されるエピソードと言えるでしょう。

 

 

最新鋭の分析を用いる事で成績を向上させる選手が誰なのかにも注目しながら残りのST期間やシーズンを楽しんでみるのも面白そうですね。

Photo By Erik Drost 

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2018-2019
年のFA市場の大物と言えば、ブライス・ハーパーとマニー・マチャドです。年が明けて具体的な話が複数出てきているので、決着も近そうです。

この2人がどんな条件を引き出すのかは数年前から注目されていました。

 

オフの初めにMLBTRはハーパーに14$420Mとマチャドに13$390Mと予想していましたが、流石にそれには届かなさそうな情勢です。しかし2人とも10年契約を掴む可能性はまだ残されていると思います。

 

今回はそんな10年契約についての記事を紹介します。紹介する記事はBeyond the Box Scoreの記事でDevan Fink氏の記事です。Fink氏は実はまだ高校生です。

 上はFink氏の12月のツイートです。来年の秋からDartmouth Collegeに進学するようです。凄まじい才能ですね。

 

話が脱線しましたが、この記事では今まで結ばれた10年契約8例を振り返ってみようという話です。確かにサンプル数は少ないですが、ハーパーとマチャドの契約の将来性を占う上では大いに参考になると思います。

 

それでは実際に並べてみます(契約金額の大きさ順)

①ジャンカルロ・スタントン/25/13/$325M
 

②アレックス・ロドリゲス/32/10/$275M
 

③アレックス・ロドリゲス/25/10/$252M
 

④アルバート・プーホールス/32/10/$240M
 

⑤ロビンソン・カノー/31/10/$240M
 

⑥ジョーイ・ボット/30/10/$225M
 

⑦デレク・ジーター/27/10/$189M
 

⑧トロイ・トゥロウィツキー/26/10/157.75M

 

平均29/10.38/$237.96875M

大体10年契約の相場は10$240Mという感じです。

 

ここからはその契約が価値に合っているかを検証していきます。検証するツールは実際の契約額とその選手が契約期間に生み出したfWARに基づく$/fWARです。
$/fWARについてはこちらを参照してください。 

現在進行中の契約は経過部分までを対象とします。

 

選手名/実際の契約額/その選手が生み出した価値に基づく給料の合計/2つの金額の

①スタントン/$55M/$137.6M/+$82.6M
 

②ロドリゲス/$275M/$148.5M/-$126.5M
 

③ロドリゲス/$252M/$335.4M/+$83.4M
 

④プーホールス/$153M/$48.1M/-$104.9M
 

⑤カノー/$120M/$163.7M/+$43.7M
 

⑥ボット/$100M/$186.3M/+$86.3M
 

⑦ジーター/$189M/$220.6M/+$31.6M
 

⑧トゥロウィツキー/$119.75M/$169M/+$49.25M

 

驚くことに2例を除くと金額以上の価値を選手たちは生み出しているのです。

故障の多さが目立つトゥロウィツキーですら契約全額以上の価値を生み出していることが分かります。

進行中の契約の選手では、ボットは残りfWAR4.5を記録すれば彼の契約全額以上の価値を生み出したことになります。同じくカノーは残り5年間のfWAR8.5以上で達成でき、スタントンは9年でfWAR21.0以上が求められます。

 

この検証結果を見返すと、チームはハーパーとマチャドに10年契約を与えても過度な心配は無用な気がします。マイナスを生んでいる契約2例も契約時の年齢が32歳とかなりリスキーなものでした。2人は現在26歳ですから十分契約以上の価値を生み出すと思います。

 

いずれにせよ2人の行き先がどこになるのかが楽しみです。

Photo By
Keith Allison 


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